熱海富士が2大関“食った”昨年秋場所の優勝決定戦で敗れた“因縁”貴景勝から念願の初勝利

2024年03月14日 23:58

相撲

熱海富士が2大関“食った”昨年秋場所の優勝決定戦で敗れた“因縁”貴景勝から念願の初勝利
<大相撲春場所5日目>熱海富士(右)は押し出しで貴景勝を破る (撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所5日目 ( 2024年3月14日    エディオンアリーナ大阪 )】 東前頭2枚目の熱海富士(21=伊勢ケ浜部屋)が大関・貴景勝(27=常盤山部屋)を破って3勝2敗で白星先行とした。
 立ち合い体当たりから左で抱えて大関に突っ張らせず。圧力をかけて相手に引かせると、まわしにこだわらずどんどん前に出て最後は右喉輪、左でも押して勝負を決めた。貴景勝は昨年秋場所の優勝決定戦で敗れた“因縁”の相手。決定戦も含め計4度目の対戦で念願の初勝利を挙げた。

 これで2日目の霧島戦に続いて2大関撃破。初めての上位総当たりだった先場所は4人(琴ノ若は当時関脇)全員に敗れたが、今場所は4大関との対戦を終えて2勝2敗と成長した姿を見せた。

 今場所初日にあたる今月10日から放送されている永谷園「お茶づけ海苔」の新CMに出演している。熱海富士は小学生時代の卒業文集に「スポンサーは永谷園。毎日お茶漬けを食べます」と将来の夢を記していた。9年前に描いた夢が現実に。CM撮影時には約20杯も食べ、それを機においしさにハマってほぼ毎日食べるようになったという。

 日々の猛稽古と“お茶漬けパワー”で好調の人気力士。負け越した先場所の悔しさを糧に、序盤戦から上位陣を2人も食った。

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