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熱海富士が勝ち越し！静岡県出身94年ぶりの新三役へ一歩前進“苦手克服”平戸海からも初勝利

2024年03月23日 06:20

相撲

熱海富士が勝ち越し！静岡県出身94年ぶりの新三役へ一歩前進“苦手克服”平戸海からも初勝利
＜大相撲春場所13日目＞熱海富士は寄り切りで平戸海（手前）を破る　（撮影・奥　調） Photo By スポニチ
 【大相撲春場所13日目 （ 2024年3月22日    エディオンアリーナ大阪 ）】 東前頭2枚目の熱海富士（21＝伊勢ケ浜部屋）が平戸海を下して8勝5敗とし、2場所ぶりの勝ち越しを決めた。
　すぐに右四つに組み合うと体勢の低い相手に先に上手を引かれて攻め込まれたが、重い腰で残して右下手を引いて攻め返しながら左上手もガッチリ。両まわしを引き付けて胸を合わせて力強く寄り切った。

　平戸海とは、十両時代も含めて過去5回対戦して全敗。苦手意識を持つ相手から初勝利を挙げた。今場所は他にも、大関・霧島（27＝陸奥部屋）や大関・貴景勝（27＝常盤山部屋）、平幕・朝乃山（30＝高砂部屋）らこれまで一度も勝ったことがなかった相手から初勝利を挙げている。幕内5場所目にして上位総当たりの位置では2場所目。確かな成長の跡を示した。

　東前頭2枚目で勝ち越しを決め、新三役昇進へ一歩前進した。西筆頭の朝乃山が勝ち越していたり西5枚目の大の里（23＝二所ノ関部屋）が10勝を挙げていたりと三役争いは混戦模様。静岡県出身では94年ぶりとなる三役昇進へ、残り2日間の戦いにも注目だ。

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