りくりゅう 意地の銀 今季最高点、3年連続表彰台も木原は演技後過呼吸で表彰式不参加

2024年03月23日 04:39

フィギュアスケート

りくりゅう 意地の銀 今季最高点、3年連続表彰台も木原は演技後過呼吸で表彰式不参加
演技を終えた三浦璃来と木原龍一(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【フィギュアスケート 世界選手権第2日 ( 2024年3月21日    カナダ・モントリオール )】 ペアでショートプログラム(SP)2位の三浦璃来(22)、木原龍一(31)組(木下グループ)はフリートップの144・35点を叩き出し、合計217・88点で2位だった。2連覇こそならなかったが、フリーで今季世界最高点となる自己ベストをマークする意地を見せ、3年連続表彰台を達成した。男子SPは3連覇を狙う宇野昌磨(26=トヨタ自動車)が今季自己ベストの107・72点で首位発進した。
 “りくりゅう”こと三浦、木原組が、今できる最高の演技を見せた。ジャンプにミスが出たが、迫力のあるリフトは全て最高のレベル4を獲得。完成度重視のため変更した北京五輪シーズンで使用した「ウーマン」の重低音に乗せ、観客をとりこにした。3・95点差のカナダペアを逆転できなかったが、フリー今季世界最高点は前回優勝ペアの意地だった。

 演技後、木原が過呼吸となり、表彰式や会見には参加できず。一時はストレッチャーに乗って様子を見るほどだったという。会見に出席したマルコット・コーチは「だいぶ良くなってきた」と状態を説明。「彼らのパフォーマンスに感銘を受け、とても誇りに思っている」と称えた。

 昨季は主要タイトルを総なめにする年間グランドスラムを達成。今季は木原の腰椎分離症でシーズン前半戦を棒に振ったが、世界選手権では3年連続の表彰台にたどり着いた。苦しいシーズンで獲得した銀メダルまでの道のりは、りくりゅうの糧となる。

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