長村が三段目優勝!幕下上位進出で同期の聖富士らに「やっと追いつける」安青錦の連勝は20でストップ

2024年03月23日 06:15

相撲

長村が三段目優勝!幕下上位進出で同期の聖富士らに「やっと追いつける」安青錦の連勝は20でストップ
<大相撲春場所13日目>長村(右)は突き出しで安青錦を破り三段目優勝を決める (撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所13日 ( 2024年3月22日    エディオンアリーナ大阪 )】 西三段目3枚目の長村(19=木瀬部屋)がウクライナ出身・安青錦(19=安治川部屋)との全勝対決を制して三段目優勝を決めた。
 立ち合い頭で当たって鋭く踏み込むと、回転良く突っ張って安青錦にまわしを与えず一方的に突き出し。「相手の中心を突けて一気にいけた」と持ち味を存分に発揮した会心の内容で自身初の各段優勝を決めた。

 昨年12月、部屋の稽古が休みの日に自ら志願して相撲教習所へ異例の出稽古。教習生の安青錦や当時幕下15枚目格付け出しデビュー直後だった阿武剋(23=阿武松部屋)らと稽古を重ねた。安青錦とは約10番取って一度も勝てなかったが「稽古場より本場所の方が力が出し切れる」と大事な一発勝負で見事に勝ち切った。

 幕下上位の聖富士(19=伊勢ケ浜部屋)と若碇(19=伊勢ノ海部屋)は昨年初場所初土俵の同期生。特に聖富士とは静岡・飛龍高のチームメートでもあり、出世で先を行く2人に対して「焦りも刺激もあった。置いて行かれるのは悔しかった」という。来場所は自身も幕下上位へ一気に番付を上げることが確実。「出遅れたけどやっと追いつけるうれしさがある。来場所の方が大事なので次に向けて稽古していきたい」と早くも次の戦いを見据えた。

 一方の安青錦は、デビュー3場所目でプロ初黒星を喫した。初土俵から続いた連勝記録は、歴代10位タイの「20」でストップ。20年11月場所の北青鵬以来となるデビューから3場所連続各段優勝は達成できなかった。


 ◇長村 晃宏(ながむら・あきひろ)2004年(平16)6月30日生まれ、宮崎県延岡市出身の19歳。延岡南小6年に北方相撲道場で相撲を始める。その後、延岡相撲道場に通い、延岡南中2年時に全中8強。静岡・飛龍高2年時に全国高校選抜大会団体優勝(先鋒)。3年時に全国高校総体8強、国体団体3位(中堅)。木瀬部屋に入門し、23年初場所で初土俵。1メートル74、134キロ。

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