×

日本競泳最年長出場の33歳・鈴木聡美が準決勝へ 8年ぶり夢舞台楽しむ「余力?まだあります」

2024年07月28日 18:45

水泳

日本競泳最年長出場の33歳・鈴木聡美が準決勝へ 8年ぶり夢舞台楽しむ「余力?まだあります」
予選で力泳する鈴木聡美(AP) Photo By AP
 【パリ五輪第3日 競泳 女子100メートル平泳ぎ予選 ( 2024年7月28日    ラデファンス・アリーナ )】 競泳女子100メートル平泳ぎの予選が行われ、12年ロンドン五輪銅メダリストの鈴木聡美(33=ミキハウス)は予選4組に登場して1分6秒04で2位。全体でも4番目に入り、上位タイム16人による準決勝へ進んだ。また、2大会連続出場の青木玲緒樹(29=ミズノ)は予選3組で1分6秒98の5位となり、16番以内に入れず準決勝へ進めなかった。準決勝は現地午後9時10分(日本時間29日午前4時10分)から行われる。
 12年ロンドン五輪で200メートル平泳ぎの銀など3つのメダルを獲得した鈴木は、16年リオデジャネイロ五輪では100メートル平泳ぎに出場して準決勝敗退。前回の東京五輪は代表選考会で敗れて出場を逃し、一時は引退も考えた。しかし、昨夏の福岡世界選手権100メートル平泳ぎで高速水着時代以来14年ぶりに自己ベストを更新。今年3月の日本代表選考会では100メートルで自己ベストをさらに更新する1分5秒91をマークしたほか、200メートルでも派遣標準記録を突破し、日本水泳史上最年長での五輪出場を果たした。

 フィニッシュ後に拳を握りしめた理由を問われた鈴木は「記録を見てホッとしました」とニッコリ。青木とともに「絶対に緊張するから自分の課題を忘れずにいこう」と話していたそうで、「飛び込むまでは緊張していたが、泳ぎだしたら”ここで負けるわけにはいかない”と。先陣を切った選手たちの思いを胸に頑張りました」と振り返った。8年ぶりに味わう五輪の雰囲気に「非常に楽しい。ロンドンのときのようなフレッシュな気持ちで臨めている」と明るく話した。

 ▼鈴木 後半は今までやってきたド根性練習を思い出した。最後はかみつくぐらいの勢いで食らいついた。(余力は?)まだあります。準決勝は自己ベストの1分5秒91以上を狙って確実に決勝に残りたい。

 ▼青木 今は何も考えられない。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年07月28日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム