鳥谷「3番」起用に応える逆転3ラン

2008年07月19日 18:26

野球

鳥谷「3番」起用に応える逆転3ラン
3回阪神1死一、三塁、鳥谷が右越えに3ランを放つ
 【神7-2中】阪神が効果的な2本塁打で中日戦6連勝。0―1の3回、鳥谷の7号3ランで逆転し、1点差に迫られた直後の6回は高橋光が1号2ランを放った。安藤が5回2失点で8勝目。中日は先制したが、小笠原が要所で痛い本塁打を浴びた。
 腰痛で今回の遠征に同行しなかった新井は、北京五輪期間中もチームを離れる。その8月を見据え、阪神の岡田監督は鳥谷を18日の試合から3番に入れた。背番号1は起用に応え、この日は逆転本塁打を放った。

 0―1の3回1死。平野が追い込まれてからファウルで粘り、四球で出塁。続く関本が中前打で続き、一、三塁の好機で打席に立った。初球、高めに甘く入った直球を右翼席に運んだ。6月28日以来の7号3ランは「何とか、ゲッツー崩れでも。とりあえず振っていった」という力みのない一振りが生んだ。

 開幕から全イニング出場を続け、疲労も蓄積している。それでも、鳥谷はトレーニングを欠かさない。それも、オフに蓄えた筋力を維持するためでなく、シーズン中にも筋力を伸ばそうとしてのこと。トレーナーは「実際、数値も(シーズンに入って)上がっている。体も大きくなった。俊敏性も上がった」と驚く。

 「(3番は)代理で打っているようなもの。普通で」と、鳥谷は自然体で言う。前夜は決勝のホームを踏み、この日は逆転打。「代理」の3番が、苦しいチームを助けている。

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