阪神・村上 要注意人物は「頓宮さん」と「中川さん」 13日オリ戦先発へ「真ん中に入らないように」

2023年06月13日 05:15

野球

阪神・村上 要注意人物は「頓宮さん」と「中川さん」 13日オリ戦先発へ「真ん中に入らないように」
笑顔を見せる村上(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 阪神・村上頌樹投手(24)は12日、甲子園球場での投手練習に参加し、13日に迎えるオリックス・山本との初の投げ合いに備えた。球界を代表する右腕で、同世代の筆頭格との激突に胸を高鳴らせた。
 「本当に凄いピッチャーですし、投げ合えるのはとても楽しみ」

 実績、ネームバリュー、経験など、現段階での比較で勝る部分は少なくても、今季開幕からの投球内容に限れば決してひけは取らない。同じ5勝で、防御率1・83(山本1・82)も遜色はない。チームを背負い、週頭の先発を託されていることからもエース格同士のマッチアップと言っていいだろう。

 描くのはハイレベルな投手戦。「先制点をあげないのを一番にやっていきたい」と言い聞かせ、「いま一番調子のいいのが頓宮さん、(東洋大の)先輩の中川さんが調子がいいかなと思うので、前にランナーを出さないように。一発があるバッターが多いので、真ん中に入らないようにコース、コースというのをやっていけたら」と道筋を立てた。

 昨季までは2軍暮らしで、2年連続沢村賞の山本は「本当に凄いピッチャーだなと思って見ていた」という実感の湧かない存在だった。今季の急躍進で同じ舞台で白黒をつけられるまでになった。だからこそ、ライバル心も隠さない。

 「同級生なんでやるからには負けたくないですし、しっかり勝ちたいと思います」

 則本と投げ合った前回6日の楽天戦は8回4失点の“負け完投”で屈した。必然的にエース級との投げ合いが増える「火曜日の男」として「相手は関係なく、自分のピッチングすればいい」と望むところだ。「高校、大学とそこまで夏バテというのはなかった」。迫り来る酷暑も敵にならない。甲子園での登板は5月9日のヤクルト戦以来。久しぶりに聖地に“村上様”が降臨する。(遠藤 礼)

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