巨人・大勢 区切りのプロ通算50セーブも「知らなかったです」「もうセーブも3回失敗して…」

2023年06月13日 21:06

野球

巨人・大勢 区切りのプロ通算50セーブも「知らなかったです」「もうセーブも3回失敗して…」
<巨・西>勝利しタッチを交わす大勢(中央)ら巨人ナイン(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【交流戦   巨人3―0西武 ( 2023年6月13日    東京D )】 巨人の守護神、大勢投手(23)が西武戦(東京D)で今季22度目のリリーフ登板。1回を打者3人でピシャリと抑えて今季13セーブ目を挙げ、プロ2年目&79試合目登板で通算50セーブをマークした。
 3―0で迎えた9回に4番手として登板。最初に打席へ迎えた5番・平沼を2ボールから153キロ直球で二ゴロに打ち取ると、6番・長谷川はスライダーで3球三振。7番・川越には粘られたが、9球目の154キロ直球で空振り三振に斬って取った。

 大勢の投球内容は1回で打者3人に対して15球を投げ、無安打無失点。2三振を奪い、四死球なし、直球の最速は156キロだった。

 2021年ドラフト1位入団の大勢は昨季開幕からリリーフエースとして活躍し、歴代新人最多タイ記録の37セーブをマーク。新人王に輝いていた。

 試合後、来日初勝利を挙げたメンデスとともにお立ち台に上がった大勢はプロ50セーブ目について「知らなかったです、すいません」と苦笑い。それでも「こうやって積み上げてこれたのも、野手の皆さんが守ってくださったりしたおかげなので、これからももっともっとチームのためにセーブ取れるように頑張りたいなと改めて思いました」と感謝の言葉を並べた。

 3月のWBC世界一メンバー。疲れを抱えたまま開幕を迎え、今季はすでに3度リリーフに失敗した。

 「もうセーブも3回失敗して、なかなかやっぱり悔しい思いもしましたし。でも、やっぱり、なんていうんですか。僕がマウンドに上がる時にファンの皆さんが後押ししてくださったり、僕を応援してくれるようなってのを感じてたので、そういうファンの皆さんの温かさのおかげできょうもマウンドで抑えることができたなと思ってます」

 今季から東京ドームでの登板前には一度スタジアム全体が真っ暗になる特別な演出が取り入れられているが「2年目っていう、まだまだこれからの選手なんですけど、やっぱりああいう演出っていうのをしていただいてるんで、それに応えられるような選手にもっともっとなっていきたいなーって思います」と改めて決意を口にした大勢。

 「打線も勢いがあって、投手陣も本当にワンチームで、粘りを見せているんで。いい波乗ってるなって感じなんで、このまま交流戦終えて、優勝して、ファンの皆さんととりあえず交流戦で一度喜びを分かち合えるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」と冷静な声ながらしっかりと9年ぶりとなる交流戦優勝を見据えていた。

 ▼原監督 (大勢50セーブに)この調子でね、20年ぐらいやってほしいね。

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