巨人メンデス 三塁踏ませず、待望の来日初勝利&初安打「バッティングはとても大好きです」

2023年06月13日 22:05

野球

巨人メンデス 三塁踏ませず、待望の来日初勝利&初安打「バッティングはとても大好きです」
<巨・西>来日初勝利のメンデス(右)は原監督に祝福される (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【交流戦   巨人3―0西武 ( 2023年6月13日    東京D )】 巨人の新助っ人、ヨアンデル・メンデス投手(28=ベネズエラ)が13日に出場選手登録され、同日の西武戦(東京D)で交流戦初登板。6回4安打無失点と好投し、待望の来日初勝利を挙げた。
 来日初登板初先発となった4月5日のDeNA戦(横浜)では6回途中5安打2失点と好投したが、打線が今季初の零敗を喫して初黒星。同12日の阪神戦(東京D)も6回まで3安打1失点と好投したが7回途中に右足を痛めて負傷降板し、来日初勝利はまたもお預けとなった。右大腿二頭筋損傷との診断を受けて同14日に出場選手登録抹消となり、その後は2軍で調整していた。

 この日は62日ぶり、来日3度目となる1軍マウンド。3者凡退は一度もなく、毎回走者を背負うマウンドとなったが、味方打線が3回に岡本和の適時二塁打で先制すると、4回には丸の9号ソロ、5回にはバッテリーを組む大城卓がスクイズ成功と1点ずつながら着実に加点するなか、地道にスコアボードへゼロを並べた。終わってみれば一度も三塁ベースを踏ませない好投だった。

 試合後、お立ち台に上がったメンデスは「アリガトウゴザイマス!」とまずは元気に日本語で第一声。「最終的にチームが勝つことが一番の目標でした」と謙虚に振り返りつつ「本当にいろいろな方の支えがあった。特にトレーナーはマンツーマンでトレーニングを手伝ってくれて、そのおかげで、きょう全力で投げることができたと思います」とリハビリ期間中のバックアップ態勢に感謝した。

 4回には、通算6打席目で来日初安打となる左前打も放った。6回も打席が回る前のベンチで打撃用のプロテクターを装着するなど打席に入って続投する気満々だったメンデス。代打が出る前には、原監督と阿波野投手チーフコーチがベンチ内で何やら説明する場面もあった。打撃が大好きなのでは?との問いには「走ることは好きじゃないですけど、バッティングはとても大好きです」とニッコリ。「きょうはヒットも打ったし、初勝利ということで、とてもうれしいです」と話した。

 そして、最後にできれば日本語でファンにメッセージを…と振られると、照れ笑いをしながら「アトモウチョト、ガンバリマチョウ!」と元気いっぱい。ファンから盛大な歓声と拍手を浴び「アリガトウゴザイマ~ス!」と大喜びだった。

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