今年で終わるのもったいない 成績激似のオリ・由伸VS虎の村神様 新たな「関西ダービー」名勝負に

2023年06月13日 21:07

野球

今年で終わるのもったいない 成績激似のオリ・由伸VS虎の村神様 新たな「関西ダービー」名勝負に
<神・オ> 6回、山本の投球を見つめる村上 (撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 【交流戦   オリックス2-0阪神 ( 2023年6月13日    甲子園 )】 阪神―オリックスの「関西ダービー」が13日に甲子園で行われた。昨年までの対戦成績は通算31勝31敗3分けの五分で、阪神は今季ブレーク中の村上が先発。一方のオリックスは、2年連続投手4冠で球界のエースとも言える山本が先発した。
 投手戦となった対決で、オリックスは4回に中川圭の適時打で先制点を挙げた。一方、マウンドの山本も序盤から好投。初回を3者凡退で切り抜けると、打者一巡となる3回まで完全投球でしのいだ。7回には味方の失策などもあり2死満塁のピンチを背負うが、最後は木浪を遊ゴロにしとめて、得点は許さず。テンポよく投げ込み、毎回奪三振となる11三振で、8回2安打無失点の好投。自身5連勝でリーグトップタイの6勝目を挙げた。

 一方の阪神・村上も山本に劣らぬ好投。2失点となったが、味方の失策も絡み、自責点は1。8回を4安打9奪三振という成績だった。この投手戦に、SNSでも話題殺到で、ツイッターには「村上対山本とか激アツじゃん」「山本由伸と渡り合ってる村上すげー」などの投稿が集まった。

 特に山本(5勝2敗、防御率1・82)と村上(5勝2敗、防御率1・83)は、今季のここまでの成績が似ていることも話題となり、「山本8回112球 村上8回112球 どこまでも仲良しやな」「結果的に負けてるけど山本由伸とほぼ成績一緒なの凄いな村上」など、「由伸VS村上」の新たな名勝負誕生に、ファンもうなりっ放しだった。

 ただし、山本は球団に認められれば、今オフにポスティング制度を利用して米大リーグに移籍する可能性がある。“今年で終わり”となれば、逆に寂しい話だ。

 山本と村上は、同じ98年生まれ。山本は都城高時代は2年夏の宮崎大会8強が最高で甲子園出場はかなわず、対照的に村上は智弁学園時代に3度出場し、3年春には全5試合を投げ抜いて全国優勝に貢献した。

 同世代の甲子園優勝投手との投げ合いとなった山本は、試合後に「相手も好投手だったので、立ち上がりから丁寧に投げれました。本当に1点もあげれない気持ち。最後まで接戦でしたし、気を引き締めて最後まで投げられたので、それが良い結果につながった」などと話していた。

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