東京学館浦安・谷佳亮 父・佳知氏、母・亮子氏の前で公式戦1号&サヨナラ生還

2023年07月15日 05:12

野球

東京学館浦安・谷佳亮 父・佳知氏、母・亮子氏の前で公式戦1号&サヨナラ生還
<東京学館浦安・県船橋>父・佳知さん(左)、母・亮子さんに公式戦初本塁打を祝福され、笑顔の谷(中央) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権千葉大会・3回戦   東京学館浦安5―4船橋 ( 2023年7月14日    袖ヶ浦市営 )】 東京学館浦安(千葉)は5―4で船橋に競り勝ち、3回戦を突破した。「1番・右翼」で出場した谷佳亮(よしあき)外野手(3年)が右越え2ランを含む2安打2打点で打線をけん引した。
 響く快音。高く舞い上がる白球。1―0の5回1死一塁。谷がヤワラか~なスイングで公式戦1号の2ランを右越えに放り込んだ。

 高校から野球を本格的に始めたとは思えない会心の当たり。桜林との初戦は緊張もあり力を発揮できず、5打数無安打に終わっていた。「落ち着いて打席に集中しよう」と意気込んだ打席。直球に狙いを絞り「いったな」と確信する感触が両手に残った。

 スタンドで見守る両親に最高の恩返しだ。オリックスや巨人で活躍し、アトランタ五輪では銀メダルを獲得した父・佳知氏は「高校3年間、一生懸命頑張った成果が出た」と笑みを浮かべた。柔道女子48キロ級で00年シドニー五輪、04年アテネ五輪の金メダリストの母・亮子氏も「頑張ってきた成果が実を結んでよかった」と感激だ。

 谷の活躍はこれで終わらない。4―4の9回には四球で出塁すると、3番・山田智哉(3年)の右翼線への二塁打でサヨナラのホームを踏み「最高の勝ち方をした」と言葉を弾ませた。

 2ランを含む2安打2打点1四球で3得点と大暴れ。前日には母・亮子氏が現役時代にゲン担ぎで食べていた鳥ムネ肉のカツを食べ、力に変えた。高校から野球を始める以前は「明治神宮外苑アイスホッケークラブ」で活躍。野球素人から高校野球をスタートし、急成長でレギュラーをつかんだ。

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