巨人・井上 自己最速更新の153キロも今季初黒星 「勝つためのピッチングをしないと」

2023年07月15日 21:18

野球

巨人・井上 自己最速更新の153キロも今季初黒星 「勝つためのピッチングをしないと」
<ヤ・巨>4回で降板した井上 (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人1―3ヤクルト ( 2023年7月15日    神宮 )】 巨人は吉川のソロのみの1得点に終わり、今季6度目の3連敗。今季2度目の先発となった高卒4年目左腕・井上は4回を4安打2失点で初黒星を喫した。
 二回り目に捕まった。「今日は真っすぐでも空振りが取れたり、調子が良かっただけに、粘りきることができずに悔しい」。初回の2番・山崎の4球目に、自己最速を更新する153キロをマーク。伸びのある直球で、ファウルを打たせるなど、持ち味を発揮し3回まで2安打無失点と上々の立ち上がりだった。それでも、4回はサンタナ、村上に連打を浴び、オスナに四球で無死満塁とすると、一塁ゴロとスクイズの間に2点を失った。

 兆しは見えていた。持ち味の直球だけでなく、メンデスにアドバイスをもらったというチェンジアップやスライダーなど変化球も低めに制球。捕手の大城卓も「本当に変化球もいろんな球種を投げられた」と評価。2点を失った4回には、なおも2死三塁の場面で踏ん張っているだけに「長いイニングを投げさせてもらえるようにというのを自分も思っている。信頼を勝ち取るしかない」と話す。

 原監督の「ピッチャーはまずは2回り目を」と注文も、高い期待の裏返し。井上は「勝つためのピッチングをしないといけない。スピードはなんとも思っていない」と悔しさをにじませた。

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