広島・秋山 若ゴイに「龍馬の代わりと思ってやる必要はない」前半ラスト3連戦へ激熱メッセージ

2023年07月15日 06:03

野球

広島・秋山 若ゴイに「龍馬の代わりと思ってやる必要はない」前半ラスト3連戦へ激熱メッセージ
広島・秋山 Photo By スポニチ
 広島・秋山翔吾外野手(35)が若ゴイの背中を押した。15日からは敵地・横浜で前半戦を締めくくるDeNA3連戦。西川龍馬外野手(28)が右外腹斜筋肉離れ一時離脱した中、奮起を望まれる若手について積極果敢な姿勢を呼びかけ、助力を約束した。不調だった6月の分まで貢献を期し、上位争いへ結束を促した。
 今こそチーム一丸となる時だ。チームで開幕から唯一全試合出場を続ける秋山が、主力の西川を負傷で欠く状況で、若手選手に対して熱いメッセージを発した。

 「出た選手は思いきってやるだけ。龍馬(西川)の代わりと思ってやる必要はない。自分のことを考えて一生懸命やってくれればいい。それがチームのプラスになると思う。ミスが出ても、“ミスが出たら終わり”というよりは、みんなで補えるような気持ちを持っていればいいと思う」

 チーム4冠で4番を務めてきた西川の“代役”はいない。新井監督が「若い選手にチャンスがあると思う。力をつけてもらいたいし、若いの出てこいや!という気持ち」と言うように末包、大盛、田村ら若手にとっては絶好のチャンスでもある。だからこそ、失敗を恐れず、がむしゃらにプレーしてほしい…と願った。

 首位・阪神を3ゲーム差、2位・DeNAと1ゲーム差で追いかけて前半戦は残り3試合。西川が少なくとも球宴明け5試合は出られず、現時点で復帰時期も不透明なだけに、今後も優勝を争えるかどうか真価が問われる。理解しているからこそチームの結束に向けて決意を新たにした。

 「阪神も近本くんが抜けてからも、勝ちを拾っているし、ジャイアンツも坂本が抜けても(上位との差が)詰まってきている状況。1人抜けて、こぼれていくようなチームの雰囲気はいけない。(若手が)何かちょっと“しんどそうだな”という顔をしている時には、助けてあげられたらと思う」

 6月23日の巨人戦から同27日のDeNA戦にかけて14打席無安打と苦しみ、6月は月間打率・182の低調だった。西川をはじめ、チームメートに何度もカバーしてもらった経験があるからこそ、今度は自分が…という思いが強い。7月11試合は打率・308と持ち直し、「感触がいい打球や打席が増えてきた」と手応えを強調した。(長谷川 凡記)

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