八戸学院光星 2年連続12度目V!2年生エース・岡本 最速更新148キロで頂点

2023年07月28日 05:00

野球

八戸学院光星 2年連続12度目V!2年生エース・岡本 最速更新148キロで頂点
<八戸工大一・八戸学院光星>甲子園出場を決め、歓喜する八戸学院光星・岡本(右から2人目)(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権青森大会決勝   八戸学院光星3―2八戸工大一 ( 2023年7月27日    弘前市運動公園 )】 最後は直球勝負と決めていた。3―2の延長10回2死満塁。一打サヨナラのピンチでも八戸学院光星のエース左腕・岡本琉奨(2年)に迷いはなかった。相手3番への初球、狙い通りに内角直球で詰まらせて二ゴロ。「比呂のためにも絶対負けられないと思っていたので」と、歓喜の輪の中心で涙があふれた。
 先発した同じ2年生左腕の洗平比呂が、2回に一ゴロのベースカバーに入った際に左足を負傷。3回無安打のまま降板し、4回からマウンドを託された。「比呂の分も気持ちを入れた」。自己最速を1キロ更新する148キロをマークした直球を主体に7イニングを5安打2失点。無死一、二塁から始まる延長10回タイブレークも強気の投球で得点を与えなかった。

 昨秋の県大会初戦敗退から始まった今チームだが、最後は青森の頂点に立った。仲井宗基監督は「粘り強いチームになった」と目を細める。今夏の甲子園は東北勢連覇も懸かるが、「昨年の仙台育英に続けるような野球をしたい」と続けた指揮官。堂々と日本一を掲げ、県勢最多となる12度目の夏の甲子園に乗り込む。(村井 樹)

おすすめテーマ

2023年07月28日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム