【千賀と一問一答】8勝目ならずも安定感「試合を壊さないように…きょうは合格点」

2023年07月28日 13:57

野球

【千賀と一問一答】8勝目ならずも安定感「試合を壊さないように…きょうは合格点」
ナショナルズ戦に先発したメッツの千賀(AP) Photo By AP
 メッツの千賀滉大投手(30)は27日(日本時間28日)、ホームでのナショナルズ戦に先発し、6回2安打1失点(自責点1)4四死球5奪三振だった。
 千賀はカットボールを軸に打たせて取る投球で好投。6回、四球、打撃妨害などで1死満塁のピンチを招いたが、失点は犠飛の1点で切り抜けた。打線の援護はなく、6回で降板した千賀の8勝目はならなかったものの、戦前は3.27だった防御率は3.17に下がっている。

 メッツは7回まで0-1とリードを許していたが、降雨で1時間37分中断した8回に2点を取って逆転。2-1で勝利を挙げた。試合後、メッツのクローザー、ロバートソンが2人のマイナーリーガーとの引き換えでマーリンズに移籍するトレードが報道され、クラブハウスには動揺が走った。このトレードは直後に正式発表されている。

 試合後の千賀との一問一答は以下の通り。

 ――登板を振り返って。
 「最初はストライク先行だったけど、だんだんボールが増えて、結局6回までだった。最初はもうちょっと行けるんじゃないかと思っていたんですけど」

 ――悪天候で中断。
 「僕が投げている時はきょうは別に雨、降ってないんでそんなにあれですけど。とにかく試合を壊さないように、チームが勝てる確率を上げていきながらのピッチングは、これからも大事にしていかなくちゃいけないことだと思うので、それに関してはきょうは、合格点だったかなと思います」

 ――6回、2度の満塁のピンチを最少失点に抑えた。
 「最少失点で行けるっていうところは先発としては役割を果たしたと思うんですけど、内容に関してはまだ僕の中で反省すべきところはある。それに対しては今後も1失点だからOKというわけでもなく、しっかり自分で見つめ直していきたいなと思います」

 ――三振が少ない立ち上がりはイメージしたものか。
 「基本的には対戦相手が同じになってくるとやっぱりデータもそうだし、癖だったりいろいろなものが出てくるので、自分の中ではもっともっとこれからいろいろ見つめ直していかなくちゃいけないところだなと思います。(三振の少なさは)望んでいたわけではなく、ただ普通にそうなっただけです」

 ――ロバートソンがトレードのニュースを聞いて。(注・千賀のメディア対応時、まだトレードは正式発表前だった)
 「あまりこういうことは、僕ら日本でやってきた選手には全然なじみがないので、すごく複雑な気持ちです。とても良い方なので、寂しい気持ちだけれど、選手としてはやるべきことは変わらないのかなと思います」

 ――1番勝っているリリーフを放出。フロントが白旗を上げたが、思うことは。
 「もちろんチームとしては、とても抑えてくれる投手の1人なので、そういうことはあると思うけど、僕はこっちの文化に慣れていないので何と言っていいかちょっと分からない。とにかく、僕がやることはチームが勝つために投げるだけ。それだけですかね」(ニューヨーク・杉浦 大介通信員)

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