ベンチで涙の阪神・前川 テレビ解説の矢野氏「泣いている暇があったらバットを振るしかない」下柳氏も同調

2023年07月28日 22:43

野球

ベンチで涙の阪神・前川 テレビ解説の矢野氏「泣いている暇があったらバットを振るしかない」下柳氏も同調
<神・広> 4回無死、前川は空振り三振に倒れる(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神7-2広島 ( 2023年7月28日    甲子園 )】 セ・リーグ注目の首位攻防戦となる阪神―広島戦が28日、甲子園球場で行われ、試合中継をしたサンテレビには、前阪神監督でスポーツニッポン評論家でもある矢野燿大氏と、同い年で気心が知れた仲の下柳剛氏が実況解説で登場し、お茶の間を沸かせた。
 試合中には、まさかの出来事もあった。6番・右翼で先発出場した阪神・前川が3打席連続三振に倒れてベンチで悔し涙を流した。6回無死一塁で迎えた第3打席はケムナのスライダーにバットは空を切った。その後、ベンチへ戻ると、目を真っ赤にし先輩の木浪から言葉をかけられている場面がテレビ中継にも写っていた。

 矢野氏は「悔しいんでしょうね、本人は。でも泣いている暇があったらバットを振るしかないですよ」と野球界の先輩として語った。「そんなことは、これからもずっとある。悔しくて動けなくなってしまうのか、悔しさをバネにして自分の力に変えていくのか、それは自分次第。こんなことは山ほどあるんで」と“エール”を送った。前川の能力を認めているだけに、愛のこもった激励でもあった。

 これには下柳氏も同調し「自分で解決するしかないので」とキッパリ。自身の現役生活で、ベンチで涙することもあったかと問われると「ベンチで声を出さないようなら、パ・リーグの諸先輩方から、どやしつけられていましたので」と振り返っていた。

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