広島・床田 堂々の2冠!自己最多9勝&防御率1.85 母校・箕面学園の大阪4強に「僕も頑張ろうと」

2023年07月28日 05:01

野球

広島・床田 堂々の2冠!自己最多9勝&防御率1.85 母校・箕面学園の大阪4強に「僕も頑張ろうと」
<広・ヤ>先発の床田 (撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島4-1ヤクルト ( 2023年7月27日    マツダ )】 広島先発・床田が、登板中から左手人さし指をつるアクシデントに見舞われながらも、7回1/3を投げて1失点と好投。リーグトップタイとなる自己最多9勝目を挙げ、防御率1・85はリーグ単独トップに躍り出た。
 「(降板理由は)つって、戻らなくなったので。無理やり戻しながら投げていたんですけど、このまま投げても迷惑がかかると思ったので、情けないですけど、代えてくれて助かったと思います」

 5回まで2安打無失点だった左腕に異変が生じたのは、実は「6回くらいから」。6回と言えば、1死から並木、武岡の連打で1死一、三塁とされ、塩見の右犠飛で同点に追いつかれたイニングだ。歯を食いしばり、続く7回も零封。8回もマウンドに上がったが…1死を取るのが限界。それでも粘投は報われた。ヒーローインタビューでは「もう治りました」と宣言。次戦への影響もなさそうだ。

 昨季までとは違うモチベーションがある。6月9日に第1子となる女児が誕生。里帰り出産した愛妻は産後も約1カ月間、愛娘とともに岐阜に滞在していたが、球宴ブレーク中に広島に戻ってきた。新米パパは慣れない手つきで、おむつを替えるなど娘の世話をしつつ、愛らしさに癒やされる日々。アクシデントなんかに、ひるむわけにはいかなかった。

 後輩たちからも刺激を受ける。この日、母校・箕面学園が大阪大会準々決勝で延長10回の激闘を制して4強入り。ネット観戦し「俺も頑張ろうと思って試合に入りました」と力に変えた。

 「今、首位に立っても僕は別に変わりません」と床田。リーグ2冠左腕の視線の先には、次の1勝しか見えていない。

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