【甲子園】市和歌山、奇策実らず11失点大敗…今夏初登板の川本が初回KO

2023年08月15日 05:00

野球

【甲子園】市和歌山、奇策実らず11失点大敗…今夏初登板の川本が初回KO
<市和歌山・神村学園>神村学園に敗れて涙の川本(左)、小野(右)ら市和歌山ナイン(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会第9日・2回戦   市和歌山1―11神村学園 ( 2023年8月14日    甲子園 )】 市和歌山は、1967年以来56年ぶりの夏2勝とはならなかった。背番号17の先発左腕・川本大輔が和歌山大会も含めて今夏初登板。しかし、初回に2死しか奪えずに3失点して降板するなど、ベンチ入りした5投手のうち4人が登板するも計11失点と崩れた。半田真一監督は「相手は先発に右腕が来るのではないかと予想していると思った」と説明した奇策は通じなかった。
 それでも投手陣は一丸となって必死にバトンをつないだ。エース右腕・栗谷星翔(せいが)は、1―9の7回途中から登板し、2回1/31失点と力投。「今日が高校最後の登板のつもりで投げました。悔いはありません」と言い切った。春季大会以降、右肩の張りが消えない栗谷を支えようと、投手陣は「つなぐ」を掲げて結束してきた。栗谷は「苦しい日々もあったけど、甲子園があったからここまでやってこられた」と顔を上げた。 (河合 洋介)

 ○…市和歌山が神村学園との2回戦に敗れ、出場した公立9校が2回戦までに全て敗退した。公立校が16強に残らないのは、各都道府県1校(北海道と東京は2校)の49代表校制となった78年の第60回大会以降初めて。

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