梅野のために…阪神・岩崎の同期愛「ウメが一番悔しいと思うので」友の思い胸にフル回転約束

2023年08月15日 05:15

野球

梅野のために…阪神・岩崎の同期愛「ウメが一番悔しいと思うので」友の思い胸にフル回転約束
阪神の岩崎(右)と梅野
 阪神・岩崎が13日のヤクルト戦での死球で左尺骨骨折を負って離脱を余儀なくされた梅野の思いも胸にフル回転することを誓った。
 「思うことはもちろんありますけど…ウメ(梅野)が一番悔しいと思うので。自分たちは(梅野が)戻ってきた時にチームがいい位置にいられるようにするだけ。それしかない」

 13年ドラフトの同期入団でともに主力として近年はチームをけん引してきた。特に今季は守護神と正捕手として幾度となく勝利のハイタッチを交わしてきた仲。ともに“アレ”へ向けて身を粉にして戦ってきた自負もある。失意の同僚の心中を思いやるとともに、2位に8ゲーム差をつけ独走状態のチームを頂点に導く過程で再び背番号2と勝利を分かち合える日を思い描く。

 そのためにも、無双状態の左腕を振り続ける覚悟だ。10連勝中は8試合に登板し、先のヤクルト戦も3連投。14回連続でセーブ機会に成功中で、6月28日の中日戦から続く連続無失点も自己最長の19試合まで伸びた。

 「まだ先はあるので一つずつです。目の前の試合でやってくる出番で結果を出していくだけですね」

 自身が先頭に立ってけん引するブルペン陣も各投手がそれぞれの役割を全うし、安定感も絆も強固になっている。「みんな普通にやっていけばいい。時には打たれることもあるし、同じ失敗をしないように」。梅野と坂本の2人態勢だった捕手陣は長坂、栄枝の同時昇格が決まり、3人態勢へ変更。経験豊富な10年目左腕には若い捕手も“リード”する役目も期待される。

 今季、同一リーグの敵地では15試合に登板して防御率0・00。長期ロードを追い風とする背番号13が最後の砦(とりで)としている限り、猛虎は崩れない。(遠藤 礼)

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