ダルビッシュ 日本選手初30球団勝利ならず 7回4失点で8敗目 野茂超え米通算日本人最多奪三振も

2023年08月15日 12:20

野球

ダルビッシュ 日本選手初30球団勝利ならず 7回4失点で8敗目 野茂超え米通算日本人最多奪三振も
パドレス・ダルビッシュ(AP) Photo By AP
 【インターリーグ   パドレス1ー4オリオールズ ( 2023年8月14日    サンディエゴ )】 パドレスのダルビッシュ有投手(36)が14日(日本時間15日)、本拠地で行われたオリオールズ戦に先発。7回8安打6奪三振4失点で降板し、日本人メジャー初、メジャー史上でも22人目となるメジャー全30球団からの勝利はお預けとなった。チームは1-4でオリオールズに敗れ、3連敗。ダルビッシュも8敗目(8勝)を喫した。
 ダルビッシュは初回、1三振を含む3者凡退で立ち上がったが、2回先頭のオハーンに先制の右越えソロを被弾。後続から2三振を奪うなど追加点は許さなかった。

 3回も三者凡退で切り抜けると、4回には無死一塁からサンタンダーが放った一、二塁間を抜けそうな鋭い打球をクロネンワースがダイブして好捕。遊撃に転送し、ダルビッシュは猛ダッシュして一塁ベースカバーに入り併殺を狙った。一旦はセーフ判定もチャレンジ。判定が覆って併殺となった。後続に連打を許したが、6番・ムリンスを空振り三振に仕留めて無失点でしのいだ。

 しかし、5回1死満塁のピンチでヘンダーソンに走者一掃の左翼線適時二塁打を浴び、3失点を喫した。

 6回も続投し、先頭のマウントキャッスルから空振り三振を奪って通算1918三振とした。さらに2死としてウリアスから高めで空振り三振を奪い、1919三振の新記録。野茂英雄のメジャー日本人投手最多1918奪三振を超える新記録となった。現地では野茂氏が観戦しており、本人の目前で記録を更新した。

 7回も無失点としたが、打線は6回にクーパーのソロで1点返すにとどまり、援護がないまま3点ビハインドで降板。今季9勝目もお預けとなった。

 前回は9日(日本時間10日)、敵地で行われたマリナーズ戦に先発。7回途中6安打1失点で降板し、9勝目はならなかった。現在日米通算196勝で、通算200勝にもあと4勝と迫っている。

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