ダルビッシュ メジャー日本人投手新記録!最多奪三振 野茂超え1919K ご本人現地で見守る中記録更新

2023年08月15日 11:53

野球

ダルビッシュ メジャー日本人投手新記録!最多奪三振 野茂超え1919K ご本人現地で見守る中記録更新
パドレス・ダルビッシュ(AP) Photo By AP
 【インターリーグ   パドレス1ー4オリオールズ ( 2023年8月14日    サンディエゴ )】 パドレスのダルビッシュ有投手(36)が14日(日本時間15日)、本拠地で行われたオリオールズ戦に先発。6回までに6奪三振を挙げ、メジャー通算1919奪三振とし、野茂英雄のメジャー日本人投手最多奪三振記録1918奪三振を超えた。7回8安打6奪三振4失点で降板し、日本人メジャー初、メジャー史上でも22人目となるメジャー全30球団からの勝利はお預け。チームは1-4でオリオールズに敗れ、3連敗でダルビッシュも8敗目(8勝)を喫した。
 現地で野茂氏が試合を見守る中、初回は1三振を含む三者凡退で立ち上がったが、2回先頭のオハーンに先制の右越えソロを許した。それでも後続から2三振を奪うなど追加点は許さなかった。

 3回も三者凡退で切り抜けると、4回には無死一塁からサンタンダーが放った一、二塁間を抜けそうな鋭い打球をクロネンワースがダイブして好捕。遊撃に転送し、ダルビッシュは猛ダッシュして一塁ベースカバーに入り併殺を狙った。一旦はセーフ判定もチャレンジ。判定が覆って併殺となった。後続に連打を許したが、6番・ムリンスを空振り三振に仕留めて無失点でしのいだ。

 しかし、5回1死満塁のピンチでヘンダーソンに走者一掃の左翼線適時二塁打を浴びて3失点を喫した。

 6回も続投し、先頭のマウントキャッスルから空振り三振を奪って通算1918三振とした。さらに2死としてウリアスから高めで空振り三振。野茂超えの1919三振とした。

 日米通算では、7月21日・ジャイアンツ戦で野茂英雄を一つ上回る3123奪三振を達成。また、8月4日・ドジャース戦では4奪三振を挙げ、日米通算3159個としてプロ野球歴代3位の小山正明に並んでいた。

 9勝目と日米通算197勝はお預けとなったが、通算200勝にもあと4勝と迫っている。前回登板は9日(日本時間10日)、敵地で行われたマリナーズ戦に先発。7回途中6安打1失点で降板し、この時も9勝目を逃していた。

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