KMGホールディングス、逆転で準決勝進出 8回一挙10点

2023年09月22日 05:00

野球

KMGホールディングス、逆転で準決勝進出 8回一挙10点
<KMGホールディングス・JR九州>KMGは8回同点に追いつき、なお1死二、三塁で仁木が勝ち越し打を放ってガッツポーズ Photo By スポニチ
 【スポニチ後援第48回社会人野球日本選手権九州地区最終予選第2日   KMGホールディングス10―4JR九州 ( 2023年9月21日    北九州市民ほか )】 2回戦4試合があり、KMGホールディングス(福岡)は4大会連続本大会出場を目指すJR九州(福岡)を逆転で破った。先発ルーキーの木下里都(りと、22)が5回まで無失点の力投。4点を追う打線は8回に一挙に10点を挙げ、10―4で準決勝進出を決めた。2年連続本大会出場を狙う宮崎梅田学園はエナジック(沖縄)に4―8で逆転負けした。Honda熊本、沖縄電力も準決勝に進んだ。
 4点を追う8回になんと10得点。南海、ダイエー、オリックスなどで通算92勝を挙げた加藤伸一監督も「私もびっくり。いつもは4点取られてシュンとして終わるのに新人の頑張りが刺激になったかも」と驚き半分。チームの粘りを引き出した福岡大出身右腕・木下の好投をたたえた。

 今大会初の先発マウンドで福岡大出の右腕が躍動した。「自分の強みのまっすぐで押していった」と木下が立ち上がりから140キロ台後半を連発し、この日の最速150キロは2度も記録。カットボールとツーシームも交えて5回まで無得点に抑えた。6回に「バテて制球が甘くなった」と3ランを浴びるなどで降板したが木下の力投は確かにナインの闘志に火を付けた。

 8回に中島の2点二塁打などでやっと追いつき「あれほど粘って投げていたので早く点を取りたかった」と遅まきながら仁木が勝ち越し打。さらに「4点取られたけど1点ずつ返していこうと声をかけ合っていた」という河野が満塁本塁打、続く福光が2者連続弾するなど打者14人で10点を奪って大逆転した。「真っすぐで抑えられる自信はついた」と勝ち星は逃したが木下は前向き。KMGが若い力で13年以来10年ぶりの日本選手権出場まであと2勝とした。 (中島 泉)

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