落合博満氏 今季の大谷翔平、来季以降の「二刀流」に思うこと

2023年09月22日 17:00

野球

落合博満氏 今季の大谷翔平、来季以降の「二刀流」に思うこと
落合博満氏 Photo By スポニチ
 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が22日に自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル #オレ流トレンド」を更新。米国時間19日(日本時間20日)にロサンゼルス市内の病院で2度目の右肘の手術を受けたエンゼルスの大谷翔平投手(29)について語った。
 大谷はメジャー1年目の18年10月に続き2度目の手術を受けた。術式は非公表だったが、投打二刀流を継続するため最先端の手術を選択したとみられる。大谷の代理人を務めるネズ・バレロ氏は24年開幕から打者専念で出場し、投手での復帰は25年になると声明を発表した。

 大谷は、自身のSNSで「早朝に手術を受け無事成功しました。不本意ながらシーズン途中でチームを離れることになりましたが残り試合のチームの勝利を祈りつつ、自分自身一日でも早くグラウンドに戻れるように頑張ります」と報告している。

 落合氏は「しょうがないね。こればっかりは。1回手術すると、やる可能性は多分にあったんだろうとは思う。何回か手術するというのは結構あるんでね。まさかこんなに早くなるとは思ってなかったけどね」と率直な感想を口にした。

 代理人は24年開幕からの打者復帰と青写真を描くが、落合氏は「(自分に)経験ないから分からないんだよ。まして右投げ左打ちでしょ。それがどこまで肘に負担がかかるのかというのは皆目見当がつかない。投げられないけども打てるっていうんだから、そんなに影響はないんだろうなと思うけどね」と冷静に話した。

 今季は44本塁打でア・リーグの本塁打王争いのトップ、投手としても10勝を挙げた。落合氏は「本当は14、15勝いっててもおかしくないようなピッチング内容なんだと思う。(打撃では)ホームラン王を獲れるだけの数字は残して、あとは誰が追っかけるかというだけのことであってね。よくやりましたね、ということじゃないのかな」と評価した上で「もっと高みを目指してやっているはずなんだけれども、志半ばにしてこういう結果になったということは、本人が一番残念なんだろうと思う」と大谷の心情を思いやった。

 大谷についてこれまでも「二刀流選手」として見て評価してきた落合氏。

 「来年は投げられないにしても、投げることに希望を持って、また復活してくるんじゃないですか?それが彼の野球スタイルなんでね。今年のシーズンが終わったんだから、来シーズン以降のことに切り替えてやっているんだろうと思いますよ」と復活を強く信じている様子だった。

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