DeNA・藤田が球団事務所で現役引退会見「19年間は苦しく、つらかった」

2023年09月22日 11:24

野球

DeNA・藤田が球団事務所で現役引退会見「19年間は苦しく、つらかった」
<DeNA・藤田引退会見>現役生活を振り返り涙する藤田(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 DeNAのチーム最年長プレーヤー、藤田一也内野手(41)が22日、横浜市内の球団事務所で現役引退会見を行った。同選手は前日の21日に現役引退を発表。27日の本拠地・ヤクルト戦の試合後に、引退セレモニーを開催する。
 ユニホーム姿で会見に臨むと「私、藤田一也は、今シーズンをもち、現役生活を引退する決意をいたしました」と第一声。その後、約30分の会見が続いた。

 会見では、所属したベイスターズ、楽天イーグルスへの感謝をのべ「19年の現役生活は苦しく、つらかった」と涙を浮かべた。それでも「大好きなベイスターズに入団できて、イーグルスで日本一も経験できた。(日本一時監督の)星野監督にはもの凄く成長させてもらったし、現役時代も一緒にプレーした三浦監督を男にしたい気持ちでここまでやってきた」と話した。

 引退した理由については「自分が守りたいショート、セカンドでプレーすることが(体力的に)できなくなったので、“引退だな”と思った」と明かした。

 家族にも思いを伝えたという。「子供たちは“来年もやってね”と言っていましたが、“パパはもうお腹いっぱい。来年はもう選手じゃないよ”と伝えました」という。

 そして最後にベイスターズ、イーグルスのファンに対しても「本当にもの凄い声援を送ってくれた。感謝しかありません」と涙声を続けた。

 藤田は04年ドラフト4巡目で近大から横浜(現DeNA)に入団。華麗かつ堅実な守備で「ハマの牛若丸」と呼ばれ、12年に楽天にトレード移籍。13年は球団創設初の日本一に貢献した。22年に10年ぶりに古巣DeNAに復帰した。

 ◇藤田 一也(ふじた・かずや)1982年(昭57)7月3日生まれ、徳島県出身の41歳。鳴門一(現鳴門渦潮)では甲子園出場なし。近大では2度の首位打者。04年ドラフト4巡目で横浜(現DeNA)に入団し、12年途中に楽天にトレード移籍。13年に正二塁手として球団初のリーグ優勝と日本一に貢献。22年にDeNAに復帰。ベストナインは2度、ゴールデングラブ賞は3度受賞。1メートル75、77キロ。右投げ左打ち。

おすすめテーマ

2023年09月22日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム