阪神・岡田監督 「アレ」の裏に大幅増の四球数 思い出した…解説者時代にラジオで聞いた苦言

2023年09月22日 08:15

野球

阪神・岡田監督 「アレ」の裏に大幅増の四球数 思い出した…解説者時代にラジオで聞いた苦言
甲子園の大歓声の中、宙を舞う岡田監督 Photo By スポニチ
 阪神が14日、05年以来18年ぶりのセ・リーグ優勝を球団史上最速で決めた。岡田監督の優勝インタビューは面白かったな。
 昨年までの解説者時代も今と同じで、遠慮も忖度(そんたく)もなかった。関東に住んでいる自分は甲子園の遠征取材に行くと、在阪の局で放送されていた岡田氏の解説を聞くのが楽しみだった。かわいさ余って憎さ百倍とばかりに、阪神を斬る。ボヤキというか、辛らつというか、悪態寸前だった。

 そういえば、特にボール球を振った打者には容赦なかった。「今のなんかくそボールですよ。何で(首脳陣は)ちゃんとやらさんのかねー」と苦言。今季、監督に再就任して実践したのがそのボール球の見極めだった。18年ぶり優勝をつかんだ要因の一つは、昨季より大幅に増えた「四球」。優勝決定時の452は12球団トップで、昨年の358(リーグ3位)から急増した。自らフロントに掛け合い、四球の査定ポイントを上げるように進言したと、15日付けのスポニチ優勝紙面(東京版)でも特集された。

 昨年まで実況ブースに岡田氏が姿を現すと、群雄割拠で鍛え上げられた阪神担当の記者たちが一斉に立ち上がり、頭を下げて迎え入れていたのが懐かしい。アレは迫力があった。(記者コラム・神田 佑)

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