ソフトB 本拠で役者が大暴れ!!近藤23号V3ラン、柳田は同点打

2023年09月22日 07:10

野球

ソフトB 本拠で役者が大暴れ!!近藤23号V3ラン、柳田は同点打
<ソ・ロ>初回、3ランを放った近藤はナインの出迎えを受ける(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク4―2ロッテ ( 2023年9月21日    ペイペイD )】 3位のソフトバンクは2位ロッテとの直接対決に4―2で勝利し、1ゲーム差に迫った。初回に柳田悠岐外野手(34)の右前打で同点とした直後、近藤健介外野手(30)が推定130メートルの決勝23号3ランを放った。打撃3冠のどれにも手の届く位置にいる4番の一撃で得たリードを先発の有原航平投手(31)は7回5安打2失点で守り、チームトップの9勝目。猛追する4位楽天との差も1・5に広げた。
 飛距離は十分。あとは右翼ポール際への打球が切れるかどうかだった。初回に1―1と同点に追い付き、なおも無死二、三塁で飛び出した近藤の勝ち越し3ラン。「打ちだしは全然フェアだったけれど、結構切れてたので良かった」。スタンド上段まで運んだ推定130メートルの特大弾を満足げに振り返った。

 4試合ぶりの一発となる23号。前回7月28日の対戦でも2ランを放ったロッテ・種市の失投を「完璧に捉えることができた」。前回対戦では決め球のフォークを仕留めたが、今回は高めに入って来た内角寄りのスライダーを逃さなかった。「あの辺に引っ張れた打球もなかったので、全体的にいいバッティングだったと思う」と手応えを口にした。

 9月は試合前まで打率・250と調子を落とし、「チャンスで打てず、数字もついてきてなかった」と責任を感じていた。CS争いする2位・ロッテとの対戦に「負けられない試合」と気合を入れて臨み、復調を印象付ける一発。この日、ともにリーグトップ25号を放ったロッテ・ポランコ、楽天・浅村との2差を保った。82打点は同1位で、打率・299は同3位。まだ獲得したことがない打撃主要3部門のタイトルがどれも手が届く位置にある。

 一発の呼び水になったのはキャプテンの同点打だった。柳田が初回無死一、二塁で右前適時打。近藤を追うリーグ2位の77打点目に「すぐ同点に追い付くタイムリーになって良かった」。近藤は「楽な気持ちで入らせてもらって最高の結果になった」と感謝し、藤本監督は「柳田のタイムリー、近ちゃんの3ランの4点が本当に大きかった」と称えた。

 9試合ぶりに戻って来た本拠地で近藤、柳田の二枚看板が活躍して逆転勝ち。2位・ロッテに1ゲーム差と接近し、猛追していた4位・楽天に1・5差をつけた。近藤は「上も下もどうなってもおかしくない状況」と気を引き締め、ヒーローインタビューでは「必ず2位になって、このペイペイドームで(CS)第1戦を戦えるように頑張りたい」とファンに力強く誓った。 (森 寛一)

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