大商大が4季連続優勝 今秋ドラフト上位候補の上田と高で逃げ切り「4年間の成果を出せた」

2023年10月17日 05:45

野球

大商大が4季連続優勝 今秋ドラフト上位候補の上田と高で逃げ切り「4年間の成果を出せた」
<関西六大学野球 大経大・大商大>ガッツポーズで記念撮影をする大商大・上田(前列中央)(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【関西六大学秋季リーグ3回戦   大商大3―1大経大 ( 2023年10月16日    皇子山 )】 最終節3回戦2試合で全日程が終了し、大商大が4季連続25度目(旧関六時代の4度を含む)の優勝を飾った。今秋ドラフト上位候補に挙がる上田大河と高太一(ともに4年)の二枚看板が計1失点に抑える好継投で大経大を振り切った。同連盟代表として、11月2日から始まる明治神宮大会関西地区代表決定戦に出場する。
 競い合い、認め合う2人でつないだ。154キロ右腕の上田が2日連続の先発登板で2回無失点に抑え、151キロ左腕の高が7回1失点で最後まで投げ切った。主将の上田は「(2人の)4年間の成果を出せた」と胸を張る。ともに今秋ドラフト上位候補。切磋琢磨(せっさたくま)して築いた絆が頂点へとつながった。
 前日に124球を投じた上田が先発志願。「力が入らなかった」と2イニングで交代した。下級生も準備する中、高が直接バトンを受け取った。「僕と上田は4年間鍛えられてきた。ここで譲るわけにはいかない」。逆転優勝へ一つも落とせない2回戦から上田と高が勝利投手になった。

 上田は1年から活躍。広陵(広島)で4番手投手だった高は、その背中を追いかけて急成長し、「切磋琢磨できる関係で良かった」と感謝した。両投手の投球を阪神など4球団が視察。上田は「(高と)プロで投げ合い、どちらが上か決めたい」とこれからも続くライバル関係を思い描いた。 (河合 洋介)

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