84年ロサンゼルス五輪金メダルに貢献・広澤克実氏 野球復活「非常に喜ばしい」

2023年10月17日 05:05

野球

84年ロサンゼルス五輪金メダルに貢献・広澤克実氏 野球復活「非常に喜ばしい」
広澤克実氏 Photo By スポニチ
 【野球・ソフトボール2028年ロサンゼルス五輪で復活正式決定 】 前回1984年のロサンゼルス五輪で、日本の4番として金メダル獲得に貢献した広澤克実氏(当時・広沢克己=スポニチ本紙評論家)が野球の復活を喜んだ。
 「野球界の発展にとって、非常に喜ばしいことだと思います」

 プロで306本塁打を放ち右の長距離砲として輝いたが、その礎となったのが、明大4年時に出場した同五輪での経験だったという。

 「各国の当時のアマチュアの最高レベルと対決できた。台湾の郭泰源は140キロでも速かった時代に、154キロを投げていた。アメリカの4番は、後にメジャーの本塁打記録を塗り替えるマグワイア。それはもう、凄い選手ばかりでした」

 日本はアジア予選で敗れたが、キューバのボイコットで出場。準決勝・台湾戦では郭泰源を5回途中で降板させ、延長10回サヨナラ勝ち。米国との決勝では4回に勝ち越し打を放ち、8回には推定130メートルの特大3ランを超満員のドジャースタジアムの左中間席へ叩き込んだ。大会通算3発9打点。公開競技だったとはいえ、堂々の“2冠”で日本に金メダルをもたらした。

 ▼侍ジャパン前監督・栗山英樹氏 オリンピックで野球が復活することはうれしいし、野球人の悲願でした。また、野球型スポーツの凄さを伝えてほしいし、それを表現してほしいです。

 ▼日本ハム・稲葉篤紀GM(東京五輪で監督として金メダル)野球人の一人として大変喜ばしく思う。五輪で野球競技が行われることで、興味を持つ子供たち、応援してみたいと思う方々が増えることを期待している。

 ▼プロ野球・榊原定征コミッショナー 野球競技関係者にとって、誠に大きな喜び。五輪は平和を希求する世界的祭典だが、野球は間違いなく五輪の中核価値である「卓越性」「友情」「尊敬」を満たしている競技。

おすすめテーマ

2023年10月17日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム