チームをプレーオフに導きながら退任のマーリンズ・アングGM、背景にオーナーとの意見の食い違い

2023年10月17日 07:50

野球

 マーリンズのキム・アングGM(54)がチームをフルシーズンでは(20年の短縮シーズンを除く)03年以来のプレーオフに導きながら、退任を選択した。その理由を複数の米メディアが16日(日本時間17日)、報じた。
 GM就任3年目の今季、84勝78敗の好成績。MLBでは通常ならその功績に見合う形で、3年の契約延長を与える。ところが24年シーズンの相互オプション(選択権)を行使しただけ。しかもこのオフに、アングGMの上に編成本部長を新たに採用しようとしていることが明らかになった。

 これでは実質的な降格である。マーリンズのブルース・シャーマン会長兼オーナーはアングGMとフロントの人選や資金の使い方についても意見が食い違っていたのだと言う。

 アングGMはシャーマン会長と話し合った結果、退任を決意した。「考え方の違いが明白になった。退任するのが一番良いと考えた」としている。シャーマン会長は「私たちは、キムが私たちの組織で過ごした間の貢献に感謝し、彼女と彼女の家族の幸せを願っている」と声明を発表した。

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