オリックス 由伸で「突破」決める パVチームの初戦勝ちなら08年以降は勝率100%

2023年10月18日 04:45

野球

オリックス 由伸で「突破」決める パVチームの初戦勝ちなら08年以降は勝率100%
<オリックス・CS前日練習>笑顔で調整するオリックス・山本(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 「2023 パーソルクライマックスシリーズ(CS)パ」のファイナルステージ(S)は、18日に京セラドームで開幕する。2年連続日本一を狙うリーグ3連覇のオリックスはファーストSで3位ソフトバンクを下した2位ロッテと日本シリーズ(S)出場をかけて対戦。現行方式となった08年以降、パ・リーグの優勝チームがファイナルS初戦を取り、アドバンテージを含む2勝0敗とすれば、日本S進出確率は100%。重要な初戦の先発を託されたエースの山本由伸投手(25)はチームを勢いづける投球を誓った。
 オリックスは史上初3年連続投手4冠の絶対エース・山本が満を持して初戦の先発マウンドに上がる。この日は京セラドームで調整。練習前にマウンドでシャドーピッチングを行い感触を確かめると、2日連続でブルペンにも入り、準備を整えた。

 「いよいよ始まるなという感じがある。(ロッテは)昨日も最後まで凄く勢いがあった。凄くいいチームだなと思った」

 前日16日のファーストS第3戦のロッテとソフトバンクの激闘は映像でチェックした。「本当に凄く野球は面白いなと思った。本当は(午後)10時に寝たかったのに、テンションが上がってしまって。寝るのがちょっと遅くなってしまった」。

 4時間18分の熱戦を見届け、睡眠時間は少し削られたが、その分、気合は入った。「しっかり立ち上がりからいい入りをしていけたら。アドバンテージが1つあるし、期間もちょっと空いたので。特に1試合目は大事かなと思う」と相手の勢いを止め、自軍を波に乗せる投球を誓った。

 スタートが大切な短期決戦。特にパのCSファイナルSは現行制度となった08年以降、優勝チームが初戦を取ると日本S進出確率100%と初めが肝心だ。それだけに過去2年のCSで2試合に先発して2勝0敗、17イニング無失点と実力を発揮している7年目右腕の果たす役目は大きい。

 中嶋監督も「1つでも多くアウトを取る、1回でも多く長いイニングを投げてくれたらいいと思う」と期待。「受け身にはならないように、しっかり自分たちが攻めていけるように、やるだけ」と先手必勝を誓った。(中澤 智晴)

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