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【セ・リーグCS展望】田淵幸一氏 戦い方が似ている阪神&広島 指揮官の色に注目

2023年10月18日 05:20

野球

【セ・リーグCS展望】田淵幸一氏 戦い方が似ている阪神&広島 指揮官の色に注目
CSファイナルステージを前に厳しい表情の岡田監督(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【田淵幸一 視点】阪神、広島は戦い方が非常に似通っている。チーム打率は阪神が・247で広島が・246。犠打や進塁打、足攻を交える得点パターンなども共通する。投手もそれぞれ中継ぎ陣の駒がそろっており、ロースコアで接戦の展開になるだろう。勝負は6回以降。代打策や継投などベンチワークが鍵になる。味のある、記憶に残るCSになるに違いない。
 ファーストSを連勝突破で勢いに乗る広島。それでも有利なのは阪神だ。1勝のアドバンテージはやはり大きい。広島と違って4番打者に大山を固定できている点も差になる。近本、中野の1、2番コンビの出塁率も広島より上だ。キーマンは佐藤輝。9月は打率・344、7本塁打と好調だった。CSからのポストシーズンは、彼が「本物」になれるかどうか重要な試金石の舞台になるだろう。

 私も阪神OBだが、これまでは得点の取り方が大ざっぱで甘かった。今季は岡田監督の下で意識改革され、チーム四球や犠打、犠飛、盗塁数は全て広島を上回る。似たタイプの野球の中で、それぞれの指揮官がどんな色を出すか、注目したい。

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