ロッテ・朗希 21歳若きエースの挑戦!下克上へプロ初の中5日突撃 18日開幕セパCSファイナルS

2023年10月18日 05:20

野球

ロッテ・朗希 21歳若きエースの挑戦!下克上へプロ初の中5日突撃 18日開幕セパCSファイナルS
キャッチボールを行う佐々木朗(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は18日に、セ、パ両リーグのファイナルステージ(S)が開幕する。パは2位から勝ち上がったロッテが、3連覇中のオリックスと京セラドームで対戦。10年以来の日本シリーズ進出に向け、第3戦の20日に佐々木朗希投手(21)が先発する可能性が浮上した。
 打倒オリックスへ、佐々木朗が切り札となる。ソフトバンクに劇的な逆転サヨナラ勝ちで、ファーストSを突破してから一夜明け。敵地・京セラドームでの自主練習を視察した吉井監督は、報道陣からファイナルSでの先発を望むか?と問われると、即答した。

 「もちろん、そうです!」

 種市らの離脱に加え、ファーストSが第3戦までもつれたことで先発陣は不足。佐々木朗の先発が不可欠な状況だ。18日の初戦は美馬の先発が発表されたが、2戦目以降は未定。オリックスに1勝のアドバンテージがあるため、1、2戦目の結果次第では、佐々木朗が20日の第3戦に登板する可能性も十分にある。

 佐々木朗はこの日、ブルペンには入らずストレッチ、キャッチボールなどのメニューをこなした。「放牧に出た馬みたいに、自分の好きなようにやっていますよね」。マイペース調整を続ける右腕に苦笑いを浮かべる場面もあったが決戦を前にしても気負わない姿は頼もしくも映る。

 存在感の大きさは、ファーストSで証明済みだ。14日の初戦に先発し、3回を完全投球。発熱のため、9月末から出場選手登録を抹消されていたが、27日ぶりの復帰マウンドで圧巻の投球を披露し、流れを引き寄せた。

 指揮官は登板日について「その人の体調があるので、それに合わせて決めていきたい」と慎重な姿勢を崩していないが、前回の投球数はわずか41球。第3戦ならプロ初の中5日での登板となるが、決して無謀ではない。3位から「史上最大の下克上」と評された10年以来13年ぶり日本シリーズ出場の鍵は、「令和の怪物」が握っている。(大内 辰祐)

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