広島・小園 敗戦でキラリ奮闘マルチ「ここから全部勝てばいい」

2023年10月19日 05:40

野球

広島・小園 敗戦でキラリ奮闘マルチ「ここから全部勝てばいい」
<神・広>4回無死、小園は右越え三塁打を放つ。投手村上(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【セCSファイナルステージ第1戦   広島1―4阪神 ( 2023年10月18日    甲子園 )】 広島・小園は悔しい帰り道でも、前を向いて歩いた。「しっかりと期待に応えられるように。まだ終わっていない。ここから全部勝てばいいと思うので、頑張ります」。7、9回に2度の1イニング3三振など、打線が喫した計12三振は17年のDeNAとのファイナルS第4戦と並んでCSでは2度目の球団ワースト。完敗にあって奮戦が光った。
 4回先頭ではカウント1―1から村上の内角低めカットボールを捉えて右翼フェンス直撃の三塁打。秋山の右犠飛で先制の本塁を踏んだ。「いい感じで振れた。いい投手ですし、制球もいい。追い込まれると打てるような投手じゃない。甘い球を振れるような準備はしていた」。9回先頭では1ボールから2球目に岩崎のスライダーを中前打。劣勢に回った6回以降、塁に出た唯一の打者だった。

 DeNAとのファーストSでは2戦とも5番で計1安打。敵地・甲子園に乗り込み、3番に上がった。レギュラーシーズンでは最多29試合で手慣れた打順。初回の四球に唯一のマルチ安打を合わせた計3出塁で王者の阪神に対抗した。「調子どうこうじゃないと思う。1打席1打席の勝負になってくる」。高卒5年目で初めて戦うCSの舞台。逆襲の機会はまだまだある。 (長谷川 凡記)

おすすめテーマ

2023年10月19日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム