広島・新井監督 サヨナラ負けで崖っぷちも「うちはもう納得」「負けたら終わりなので逆に楽しみ」

2023年10月19日 21:59

野球

広島・新井監督 サヨナラ負けで崖っぷちも「うちはもう納得」「負けたら終わりなので逆に楽しみ」
広島・新井監督 Photo By スポニチ
 【セ・リーグCSファイナルS第2戦   広島1―2×阪神 ( 2023年10月19日    甲子園 )】 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)はファイナルステージ第2戦が19日、甲子園で行われ、広島はサヨナラ負けを喫し、アドバンテージを含め0勝3敗となり、崖っ縁に立たされた。
 初回に小園の適時打で幸先良く先制も打線は2回以降、無得点。1-1で迎えた9回に栗林が満塁から木浪に右前へサヨナラ打を浴び、試合が決まった。

 新井監督は試合後、サヨナラ負けに「しようがない」と敗戦を受け止め、「最後の9回は栗林でそういう時もある。うちはもう納得です」と総力戦だったとした。

 先発・大瀬良は7回3安打1失点(自責0)と好投し、指揮官は「これが大瀬良大地だっていうね、ピッチングを見せてくれたと思います。本当に素晴らしいピッチングだったと思います」と称賛。1点止まりの打線も「結果的に1点かな。でもヒットは出ているし、今日はいい当たりをしても捉えた当たりをしてもそれが正面にいったというのがすごく多かった。これは勝負の運、そういうところだと思う。みんな捉えていたと思うし、何回もね。(西川)龍馬にしてもスエ(末包)にしてもドウ(堂林)にしても野間にしても、捉えたのが正面を突いたと。きょうはそういう日だったと思います」と前向きに捉えた。

 2回1死一塁から末包がノイジーの右前打を後逸した場面は「あれは何とかランナーを三塁に行かせたくないという、そのスエ(末包)の気持ちは買います」とした上で「ですけど、よく(大瀬良)大地があそこを抑えたと思いますよ。味方のミスをカバーする素晴らしいピッチングだったと思います」と、その後、1死三塁のピンチで勝ち越し点を与えなかった先発右腕の奮闘をねぎらった。

 末包には1-1の7回無死一塁もバントでなく強行策を指示。結果的に投手へのライナーで痛恨の併殺打となったが「もちろん。行ってこいという。そういうことです」とベンチからの指示だったとし「(送ることは)考えなかった。スエに行ってこい。それだけ」と信頼して送り出したと明かした。

 ただ、短期決戦は1つのミスが命取りになるだけに「それも含めてだと思う。今日は皆、結果的に最後ああいう形になったけど、皆よくやったと思いますよ、はい」と指揮官。

 これで0勝3敗と崖っぷちに立たされ、残り試合全勝でなければ日本シリーズ進出の可能性はない。「まずは明日、全勝というより、明日ね。もう後がないわけですからね。楽しみじゃないですか。逆にどういう姿でプレーをしてくれるのか。もう負けたら終わりなので逆に楽しみです」と選手たちの活躍に期待を寄せた。

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