侍初選出の広島・小園「楽しみで、わくわく」守役に名乗り

2023年10月25日 05:35

野球

侍初選出の広島・小園「楽しみで、わくわく」守役に名乗り
広島・小園
 「第2回アジアプロ野球チャンピオンシップ」(11月16~19日、東京ドーム)に出場する侍ジャパンの26選手が24日に発表された。広島からは小園海斗内野手(23)が坂倉将吾捕手(25)とともに選出され、井端弘和監督(48)の期待に応えて遊撃以外の二、三塁も万能に守る意気込みを示した。11月6~13日には宮崎県内での代表合宿に参加して備える。 
 小園はマツダスタジアムでの自主練習後に吉報に接し、喜びを口にし、決意を新たにした。

 「また日本代表として、ユニホームを着られることは光栄。楽しみで、わくわくしている。積極的にいくのが持ち味なので忘れずにやっていきたい」

 報徳学園では2、3年時の17、18年に2年連続でU18侍ジャパンで国際大会を経験。プロでは初めて日の丸を背負う機会が訪れ、格別な感情が湧いてきた。井端監督の初陣としても注目される大会。注文があったことを明かした。

 「どこでもできるように…と言われた。僕もどこでもできるので、よろしくお願いしますと伝えた」

 14日のCSファーストS第1戦でマツダスタジアムを訪れた井端監督からは代表内定を伝えられ、本職の遊撃に限らず、二塁、三塁などでの出場準備も通達されたという。5年目の今季は遊撃のみならず、二塁で11試合、三塁でも4試合に先発出場した経験がある。だからこそ、心配無用だ。「どこでも、空いているところで」と井端ジャパンの“守役”に名乗りを上げた。

 「周りの選手はどういう意識で守っているのかを聞けたら。(井端監督にも)守備のことを聞きたい」

 井端監督は現役時代に遊撃で7度のゴールデングラブ賞を受賞した守備の名手。「体は小さいですけど、球際の強さや、体も強いですし、凄いなと思いながら見ていた」と憧れを抱く存在だ。期待されている守備で応え、今後の代表入りに向けてもアピールを期す構えだ。

 「まだまだだと思うが、活躍して、(今後も)選ばれれば最高。年齢的にもいい時期かなと思うので、活躍できるようにとは思っている」

 24年のプレミア12、26年予定のWBCも視野に入れて活躍を誓った。大舞台でどんな姿を見せてくれるのか。若ゴイの活躍が今から待ち遠しい。 (長谷川 凡記)

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