阪神の元スカウトが星稜・松井秀喜氏を2分の1で外したドラフト舞台裏明かす「上だ~って叫んだ」

2023年10月25日 16:27

野球

阪神の元スカウトが星稜・松井秀喜氏を2分の1で外したドラフト舞台裏明かす「上だ~って叫んだ」
1992年ドラフトで巨人に1位指名されチームメイトとガッツポーズする星稜・松井秀喜 Photo By スポニチ
 阪神で25年スカウトを務めた菊地敏幸氏(73)が上原浩治氏のYouTube「雑談魂」に出演。1992年ドラフト会議で星稜・松井秀喜を阪神が外した舞台裏を明かした。
 菊地氏が「あいさつに行ったのがウチは一番最後なんです」と振り返った。

 本人、家族が阪神ファンであることは聞いていた。

 菊地氏は「希望球団があるのでそれ以外なら大学いきますっていうくらいやるのがスカウトの仕事なのに」と、相思相愛の関係を生かせなかったことを悔やんだ。

 「ウチも抽選に参加させていただきます、なら誰でもできる。自分からしたら阪神と巨人の一騎打ちになるくらいにしたかった」

 ドラフト当日、巨人、阪神、中日、ダイエー(現ソフトバンク)の4球団の競合の末、巨人に交渉権を取られた。

 当たりクジが最後に残っていた。2枚残った時、最後から2番目に引いたのが阪神。控え室で見ていた菊地氏は「上だ~っ」と叫んだが、中村勝広監督(当時)は下を選び、外した。

 結局巨人、阪神の2分の1で外した。上原氏は「ドラマがあるね~」と球史を変えたドラフトに唸った。

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