阪神・前川がフリー打撃で特大弾 来季1軍完走も宣言「戦力になれるよう必死にやっていく」

2023年11月14日 05:15

野球

阪神・前川がフリー打撃で特大弾 来季1軍完走も宣言「戦力になれるよう必死にやっていく」
フリー打撃で快音を響かせる前川(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 ノーモア・リタイア!阪神・前川が、来季の1軍でのシーズン完走を宣言した。
 今季は交流戦でブレークしながら、8月2日に体調不良を訴え「特例2023」で出場選手登録を抹消され、以降は2軍生活が続いた。状態が一向に上がらず、8月20日の関学大戦を最後に、10月16日のフェニックス・リーグのロッテ戦まで2カ月近く実戦も離れた。挽回すべく、猛アピールを続ける。フリー打撃では75スイングで7本の柵越え。バックスクリーン越えの特大弾も放った。

 「戦力になれるように必死にやっていく。(体調不良での離脱は)本当に一番しょうもないので、来年なくせるように、もう一回自分を見つめ直したい」

 岡田監督からも熱い視線を送られた。シーズンでは3番に抜てきされた試合もあり、その打撃は高く評価されている。だからこそ夏場の体調不良を指揮官も悔やむ。「そら戦力なるなる、元気やったら。今年は1軍でずっと使う言うとったやん。良かったからな」。右翼の座は森下がつかんではいるが、今オフの過ごし方次第では、逆転のチャンスはいくらでも転がっている。

 「いい思いも悔しい思いもあった。その思いを来年にぶつけたい。体の可動域や体重管理も安定させて、シーズン中も進めたい」

 夏場はベスト体重の88キロが83キロまで激減したという。「食べる量は減らしていないのに、自然に落ちた。体重の上下動を一定にしたい」。プロは体が資本。143試合を戦い抜く土台づくりも含め「2・1」までの2カ月半を有意義に過ごしていく。 (八木 勇磨)

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