【23年ドラフト下位指名】西武6位 飛距離に自信“レオのガリバー君”になる

2023年11月14日 05:00

野球

【23年ドラフト下位指名】西武6位 飛距離に自信“レオのガリバー君”になる
全国大会に出場できなかった悔しさを糧にバットを振り込む皇學館大・村田怜音
 西武ドラフト6位指名の皇学館大・村田怜音(れおん)内野手(22)は、今ドラフトでは飛距離No・1候補として注目を集めていた。身長1メートル96、体重110キロ、足のサイズは30センチの規格外。1日に三重県伊勢市の同大で指名あいさつを受け“レオのガリバー君”と呼ばれるような活躍を誓った。
 「おかわり君」こと中村、「どすこい」の山川、大砲候補としてブレークを目指す渡部も「ベッケン」として、内野手の右の長距離砲が打線の中心を担う西武打線。新たに大型内野手・村田が加わる。

 「飛距離ならトップクラスだと思います」と自ら豪語する村田は、大学通算25本塁打。身長は中学卒業時点で1メートル90で、高校通算25本塁打を放った相可(三重)時代からスカウトの間では注目の存在だった。大学入学後はベンチプレス130キロを上げる筋肉質の肉体を完成させ、さらに飛距離がアップ。「結果を出せば、どこにいても見てもらえる。自分が初めての選手になりたかった」と同大初のプロ野球選手という目標をかなえた。

 今秋リーグ戦の四日市大戦では推定150メートル弾を放つなど芯で捉えた時の飛距離はアマチュア球界では群を抜く。だが、決して力任せではなく同リーグ戦では打率5割を超え、確実性も兼ね備えた。「3割や30発を打って、ファンに愛される選手になりたいです」と活躍を目指す。

 主人公が小さな人々に遭遇する「ガリバー旅行記」にちなんだニックネームは、森本進監督が付けた。村田も愛着があり「“レオのガリバー君”と呼んでもらえたらうれしい」と希望した。22年に最多安打に輝いた中日・岡林とは小、中の同級生。指名後にすぐに連絡を受け「練習だけはちゃんとやっておけ」とアドバイスも受けた。「タイトルを獲って一緒に授賞式に出たり、侍ジャパンで一緒に戦ったりしたい」と新たな目標ができた。

 「おかわり」「どすこい」に続き大砲の系譜が期待される「ガリバー砲」。「率よりホームランにフォーカスして、30本と言わず40、50本打てる、日本一のホームランバッターになれるようにやっていきたい」と大きな一発と、大きな夢を描いた。


 ◇村田 怜音(むらた・れおん)2001年(平13)8月4日生まれ、三重県松阪市出身の22歳。徳和小3年から野球を始め、久保中では軟式野球部。相可では主将を務め高校通算25本塁打。皇学館大では1年秋から4番に座り、3年時に春秋連続本塁打王など三重県学生リーグ通算25本塁打。1メートル96、110キロ。右投げ右打ち。

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