FA申請期間終了 西武・山川、広島・西川、DeNA・石田が新たに権利行使を表明 16日から交渉開始

2023年11月14日 20:10

野球

FA申請期間終了 西武・山川、広島・西川、DeNA・石田が新たに権利行使を表明 16日から交渉開始
FA権行使を表明した(左から)広島・西川、DeNA・石田、西武・山川 Photo By スポニチ
 プロ野球のフリーエージェント(FA)権行使の申請期限最終日となった14日、態度を公表していなかった広島の西川龍馬外野手(28)、DeNAの石田健大投手(30)、西武の山川穂高内野手(31)が権利を行使すると表明した。楽天・茂木栄五郎内野手(29)、DeNA・戸柱恭孝捕手(33)、ヤクルト・田口麗斗投手(28)はFA権を行使せず残留を決めた。
 西川はこの日、「少なからずパ・リーグの野球に興味があった。環境を変えて、新たな自分探しができたら…と思う」と話し、権利行使を表明。オリックス、ソフトバンクなどの争奪戦となるとみられる。

 今季開幕投手を務めた石田は「球団からも残留オファーをいただき悩みましたが、積み重ねて得た権利でもあるので他球団の評価も聞いて、後悔のない選択をしたいと思います」とコメント。

 女性問題による不祥事で今季17試合の出場にとどまった山川については、ソフトバンクなどが本格調査しているとみられる。球団を通じて「私が宣言させて頂くことで、何より、私自身のこれからの野球人生に対して、重い責任を持ち続けることの覚悟であることを、どうか少しでもご理解いただけたら幸いです」などとメッセージを送った。

 有資格者106選手のうち、海外FA権で米大リーグ移籍を目指すとしたのは楽天・松井裕樹投手(28)のみ。オリックス・山崎福也投手(31)、西武・平井克典投手(31)はすでに国内FA権の行使を表明している。山崎福は7日、「一野球人として、オリックスも含めて、他球団の自分の評価を聞きたいと思った」とコメント。オリックスは複数年契約とみられる条件を提示しているが、DeNA、ヤクルトなど複数球団が興味を示している。平井は残留が基本線で9日には「もう少し時間をかけてライオンズと話をしたい」と話した。

 ロッテの田村龍弘捕手(29)は9日に海外FA権を行使したうえでの残留を表明した。

 FA権行使を申請した選手は15日にコミッショナーからFA宣言選手として公示され、16日から他球団と交渉が可能となる。

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