慶大「兄弟日本一」なるか?広瀬 最多タイ1試合2発で4年ぶり5度目V王手

2023年11月20日 05:15

野球

慶大「兄弟日本一」なるか?広瀬 最多タイ1試合2発で4年ぶり5度目V王手
<慶大・日体大>8回、二打席連続となるソロを放つ慶大・広瀬(撮影・大城 有生希) Photo By スポニチ
 【明治神宮大会第5日・大学の部準決勝   慶大5―1日体大 ( 2023年11月19日    神宮 )】 大学の部は準決勝2試合が行われ、慶大は日体大に5―1で逆転勝ちし、19年以来4年ぶり5度目の優勝に王手。今秋ドラフトでソフトバンクから3位指名を受けた広瀬隆太内野手(4年)は2打席連続本塁打で勝利に貢献した。20日の決勝は広島1位の常広羽也斗投手(4年)と阪神1位の下村海翔投手(4年)の両エースを擁して初優勝を狙う青学大と戦う。
 走り出すまで8歩も歩いた。だから、夜空に舞った白球の弾道はハッキリと見えた。0―1の6回2死一、二塁。慶大・広瀬は高めに浮いたスプリットを強振。逆転3ランは左翼席に突き刺さった。「思い通りのバッティングができてうれしかった」。主将として、主砲として、喜んだ。

 早大・岡田彰布(現阪神監督)と並ぶ東京六大学野球リーグ4位タイの通算20本塁打を記録し、ドラフト会議でソフトバンクから3位指名を受けた右の長距離砲は、続く8回は左越えにダメ押しソロ。大学の部では最多タイ記録で史上10人目の1試合2発を記録した。見逃せばボールだった高め直球を“大根切り”。「良い反応ができた」と胸を張った。

 優勝した19年以来となる決勝は青学大と激突。6月の全日本大学野球選手権で優勝し、下村、常広と2人もドラフト1位投手を擁する優勝候補の本命だ。7月の日米大学野球選手権では同僚で相手先発が予想される下村については「カットボールが持ち味。見極めが重要になる」と警戒。今夏甲子園で優勝した慶応(神奈川)との「兄弟日本一」へ、決勝でも打棒を発揮する。(柳内 遼平)

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