コロナ世代が聖地・甲子園で交流試合「甲子園の土を踏ませてくれてありがとう」帝京・前田前監督がノック

2023年11月29日 12:25

野球

コロナ世代が聖地・甲子園で交流試合「甲子園の土を踏ませてくれてありがとう」帝京・前田前監督がノック
帝京時代の前田三夫氏 Photo By スポニチ
 コロナ下で甲子園大会が中止となった20年夏に当時高校生だった球児による交流大会「あの夏を取り戻せプロジェクト」が29日、阪神甲子園球場で行われた。
 午前は、甲子園での試合が組まれていない38チームが5分間の内野ノックに臨んだ。帝京(東東京)のノックには、当時の指揮官で21年夏限りで勇退した前田三夫前監督がノッカー役として駆けつけた。甲子園通算51勝を誇る名将が久々の縦じまユニホーム姿でノックバットを振った。

 当時の主将・加田拓哉さんは「(前田氏のノックは)球足が普通ではなくて捕るのが難しい。監督からは“久々に甲子園の土を踏ませてくれてありがとう”と言われました」と振り返った。

 12時からは入場行進などセレモニーがスタート。2試合の特別試合も予定されている。

 また、公式アンバサダーも取材に応じた。コメントは以下の通り。
 ▼矢野燿大氏(前阪神監督、本紙評論家)シートノックから笑顔が見られて嬉しかった。3年前はモヤモヤした気持ちがあったと思う。当時は、阪神の監督として何かできることはないかと思い、甲子園の土を送らせてもらった。そのみんなと今日会うことができた。みんなが前に進んでいける日になったのではないかと思います。

 ▼古田敦也氏(元ヤクルト監督)甲子園は日本一の球場だと思うし、その土を踏んでいい経験になったと思う。よくここまでたどり着いた。いい思い出として、これを機に次のステップに進んでほしいと思います。

 ▼荒木大輔(元ヤクルトなど)僕が彼らの立場だったらコロナで心が折れていたと思う。そうならなかった彼らは素晴らしい。

 ▼上田剛史氏(元ヤクルト)3年前は絶望的な気持ちだったと思う。3年ぶりに甲子園に入って、初めて来たときの気持ちを思いだしました。やはりここを目指さないといけないと思う。

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