ソフトバンク・近藤「野球人として変わった一年」 来季は4冠超えを目指す!! 柳田、周東は…

2023年11月29日 06:00

野球

ソフトバンク・近藤「野球人として変わった一年」 来季は4冠超えを目指す!! 柳田、周東は…
壇上に並ぶソフトバンクの(左から)柳田、近藤、周東(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2023 supported by リポビタンD」が28日、都内で開かれ、ソフトバンクの近藤健介外野手(30)が最多本塁打、最多打点、最高出塁率、ベストナインの表彰を受けた。FA移籍1年目から主軸としてチームを引っ張り、堂々の“4冠”獲得。来季はさらに上を目指し、自身初の30本塁打到達など、打撃全部門でキャリアハイの成績を狙う。
 華やかなセレモニーで、近藤の名前が何度も呼ばれた。最多本塁打、最多打点、最高出塁率、ベストナインを獲得。壇上のスピーチでは「(FA移籍1年目で)もちろんプレッシャーもあったが、試合で持ち味を存分に出していこうと思っていた。その結果としてこういう賞につながって良かった」と顔をほころばせた。

 本塁打、打点のタイトルは初受賞。劇的だったのがシーズン最終戦での一撃だ。試合前までロッテ・ポランコに1本差をつけられて迎えた10月9日のオリックス戦。9回1死の最終打席で山岡から「狙っていた」と26号ソロを放った。21年のシーズン自己最多11本を大幅に更新した。打者として新たな境地を切り開き、「野球人として変わった一年だったなと思う」と充実の一年を振り返った。

 来季はさらに本塁打を増やし、チームに貢献したいと思い描いている。まずは30発の大台クリア。「長打率をもっと、もっと上げていきたいと思う。これから来年に向けてやっていかないといけないところ。それで30本いければいいのかなと思う」。小久保新監督は50発もいけると期待している。「50本は無理かな…」と苦笑しながらも「チームが勝つための一本を。ホームランは一人で点が取れるんで。それが多ければ多いに越したことはない。チームの勝ちにつながるというところでは大事になってくると思う」と本数アップを思い描いた。

 “4冠”のうちで最もうれしい賞は最高出塁率のタイトルだと明かし、「毎年、狙ってるところ」とうなずいた。ほか、今季はゴールデングラブ賞も初受賞。自身初の全試合出場も達成し、初ものづくしの一年になった。

 現状に満足せず、さらなる高みを目指して来季に臨む。「まだまだ改善点はある」と自身の打撃を評価。課題をつぶしていき、来季は全部門でキャリアハイを目指す。「今年が正解とは思ってないので。良い形を突き詰めていきたい」と頼もしく語った。 (森 寛一)

 ≪ギータは来季40発で300号だ≫パ・リーグ最多安打に輝いた柳田は「(安打)2000本と(本塁打)300本を目指して頑張ります」と宣言した。通算は1542安打、260本塁打。来季40発をクリアすれば300本の大台に乗る。今年の成績に関しては「物足りない数字」と自己評価。36歳となる来季へ向け「よりいいパフォーマンスを出せるように準備してるつもりだけど、こんなもんで終わった。また自分を見直して今やってる」と話した。

 ≪盗塁王の周東は1番定着を誓う≫3年ぶり2度目となる盗塁王に輝いた周東は「もう一度獲りたかったので、うれしい」と笑みを浮かべた。来季は選手会長を担いながらレギュラー獲りを目指す。課題は秋季キャンプでも重点的に練習していた打撃面。今季打率は.241で「(意識するのは)打率です。出塁率をもっと上げないといけないけど、根本的に打率が上がれば出塁率も上がると思う」と1番定着を見据えながら話した。

おすすめテーマ

2023年11月29日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム