最多安打の阪神・中野 来季「打率3割に乗せて、なおかつ首位打者獲れるように」

2023年11月29日 05:15

野球

最多安打の阪神・中野 来季「打率3割に乗せて、なおかつ首位打者獲れるように」
最多安打者賞を受賞した阪神・中野(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 盗塁王に輝いたルーキーイヤーの21年以来、2年ぶりに阪神・中野が「NPB AWARDS」へと帰ってきた。シーズン164安打を放ち、牧(DeNA)と同数で初の最多安打のタイトルを獲得。バントや進塁打など、制約の多い2番打者で栄冠をつかみ「縁のないことだと思っていたので、素直にうれしい」と笑顔を浮かべた。喜びもそこそこに、来季のターゲットを首位打者に定めた。
 「首位打者を意識していきたいと思うし、やっぱり(打率)3割を打ちたいとずっと思っている。来年は3割に乗せて、なおかつ首位打者を獲れるようにやっていく」

 今季はシーズン143試合フルイニング出場を果たし、蓄積疲労とも戦いながら走攻守で日本一に貢献した。開幕直後を除けば、自己最長の15試合連続安打とした5月27日の巨人戦終了時点で・320の高打率。以降も着実に安打数を積み上げ、夏場も必死に持ちこたえたが、8月18日DeNA戦を最後に打率・300に復帰することなく同・285で終了。反省も多い半面、自身の伸びしろも十二分に感じている。

 「改めて気持ちの保ち方が難しいな、と感じていたが、打撃に関しては考えながらできたので、つかんだものも多かった」

 今季挑んだ660打席は両リーグ最多。その全てを糧にして、中野はさらなる高みへと突き進む。(八木 勇磨)

おすすめテーマ

2023年11月29日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム