阪神・才木 エース襲名へ3大目標 ①規定投球回クリア ②防御率のタイトル奪取 ③V決定戦での登板

2023年12月03日 05:15

野球

阪神・才木 エース襲名へ3大目標 ①規定投球回クリア ②防御率のタイトル奪取 ③V決定戦での登板
契約更改した阪神・才木(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 阪神・才木が“アレンパ”のエース襲名へ3大目標を掲げた。西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3100万円増の来季年俸5000万円でサイン。ナンバーワンへのこだわりを見せ、来季、先発ローテーションでのフル回転を誓った。
 (1)規定投球回到達「1年間、ローテを守り抜いて投げること。イニングで規定まで投げるのはすごい大事なこと。来年はクリアできるように」

 今季は20年11月に側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けた右肘の状態も考慮されて登板間隔を空けることもあり118回2/3と規定に24回1/3届かず。「今年は抹消が多かったのでなくせるように。試合の中で調子を取り戻せるように」。状態が悪い時にクオリティースタート(6回以上、自責3以下)にまとめるなど修正力をカギに挙げた。

 (2)タイトル奪取「獲れるということは1年間、1軍でしっかり投げての結果。獲れるタイトルは全部獲りたい」

 身近に刺激となる存在もいる。今季は同学年の村上が最優秀防御率(1・75)のタイトルとMVPも獲得。規定投球回未達ながら防御率1・82だった右腕も「防御率とか、そこは頑張りたい。防御率は自分の頑張りがほとんど反映される。もちろん(村上よりいい数字で獲りたい)です」と高みを見据えた。

 (3)V決定戦での登板「やっぱり投げたい。すごい特別感があった。先発の中で僕しか味わえてないけど、もう一回すごい雰囲気の中で投げたい」

 18年ぶりのリーグ優勝を決めた9月14日巨人戦の先発に抜てきされ、7回1失点で勝利投手に。「初回からの声援は桁違いだった」。来季、開幕から先発の柱としてけん引した先にある“極上のマウンド”を目指す。

 3大目標は、ナンバーワンへのこだわりがあるからだ。「評価は周りがする。“やっぱり才木だな”と言ってもらえるように」。虎のエース、ひいては球界トップへ…背番号35は立ち止まらない。 (遠藤 礼)

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