若返り計る名門ヤンキース　“25歳コンビ”山本由伸＆フアン・ソトの獲得なるか？

2023年12月03日 11:18

野球

若返り計る名門ヤンキース　“25歳コンビ”山本由伸＆フアン・ソトの獲得なるか？ — 山本由伸 Photo By スポニチ

　ヤンキースのハル・スタインブレナー・オーナーは23年シーズン、82勝でポストシーズン進出を逃したことについて「受け入れられない。大きな変革を約束する」と明言した。

　ブライアン・キャッシュマンGMも「ヤンキースは常に勝つことを求められている。今季は最悪だった。24年に向け、メンバーを入れ替える」と約束した。

　ポイントは若返りだ。間もなく27歳になるグレイバー・トーレス二塁手のトレードもありうる。1年後にFA資格を得るからだ。

　遊撃手はアンソニー・ボルペ（22）で、オズワルド・ぺラザ（23）により多くのプレー機会を与える。他、オースティン・ウェルズ捕手（24）、エバーソン・ぺレイラ外野手（22）、ジェイソン・ドミンゲス（20）らにも期待している。とはいえこういったメジャー経験の少ない若手だけではペナントレースに勝てない。そこで報道されている通り、FA市場では山本由伸投手（25）、トレード市場でフアン・ソト外野手（25）の獲得に積極的に動いている。

　若い2人を両獲りし、今選手としてピークを迎えているアーロン・ジャッジ外野手とゲリット・コール投手の4人がチームの核となる。24年の世界一が見えてくる。キャッシュマンGMは「外野手2人の獲得に動いている。できれば左打者でレフトかセンターを守れる選手がいい」としており、コディ・ベリンジャー、ケビン・キアマイアーの名前も挙がっているが、本命はソトだ。そして投手では山本だ。

　23年、サラリー総額2億8977万ドルを払ったスタインブレナーオーナーは「勝つために3億ドルは必要ない」と発言しているが、今は、再びお金の力を使う時。ウインターミーティングでのヤンキースの動向が注目される。