中日、中田翔と電撃初交渉 立浪監督自らラブコール「背番号6」提示で最大限の誠意

2023年12月03日 05:00

野球

中日、中田翔と電撃初交渉 立浪監督自らラブコール「背番号6」提示で最大限の誠意
9月16日のバンテリンドーム、試合前に中田翔(右)と談笑する中日・立浪監督 Photo By スポニチ
 中日が、巨人から自由契約となった中田翔内野手(34)と都内で初交渉に臨んだことが2日、分かった。この日、立浪監督と球団幹部が中田本人と会談した。年俸3億円前後の2年契約という条件面に加え、中田が日本ハム時代に着用した背番号6を提示したもよう。1日の自由契約公示を待って仕掛けた速攻アタックも含め、“恋人”に最大限の誠意を示した。
 意中の“恋人”に、現場とフロントが一丸姿勢で思いを伝えた。
 巨人の保留選手名簿から外れ、正式に自由契約となったタイミングを待って一気に動いた。この日、都内で行われた中田との初交渉には、立浪監督と球団幹部が出席。中田は昨オフに巨人と3年契約を結んだが、契約途中で終了できるオプトアウトの権利を行使して契約を解除。中日は、この残り2年分の契約と同程度となる年俸3億円前後の2年契約を提示したとみられる。

 誠意を示したのは、金銭面だけではない。中田が日本ハム時代に着用した背番号6も用意したもようだ。球団の「6」といえば、過去には落合博満や井端弘和らも背負ってきた特別な番号。さらに、かねて「あの勝負強さはなかなか身に付くものではない。打点を挙げる選手も必要で魅力を感じる」と話していた立浪監督が交渉に同席し、今度は直接ラブコールを送って熱意を示した。

 今季チーム打率.234、71本塁打、390得点は全てリーグワースト。球団史上初の屈辱となった2年連続最下位からの逆襲へ、得点力不足の解消は最重要課題と言える。過去に打点王タイトル3度獲得の勝負強さを誇る中田には、「打線の核」としての期待がかかる。

 最大限の誠意は示した。あとは吉報を待つのみ。今オフ、積極補強を続ける立浪竜が、最大のターゲットを射止めてみせる。

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