阪神・加治屋 変化球の精度アップで勝ちパターン固定へ 「向上心を常に持ちたい」

2023年12月03日 05:15

野球

阪神・加治屋 変化球の精度アップで勝ちパターン固定へ 「向上心を常に持ちたい」
契約更改した阪神・加治屋(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 倍増を勝ち取った阪神の加治屋が勝ちパターン固定に向け、緩急をつける変化球の精度アップを誓った。阪神移籍3年目で最多となる51試合登板、球団記録となった開幕22試合連続無失点、さらに走者を背負った場面での登板回数などが評価され、3000万円増の6000万円でサインした。
 「いい評価がいただけて良かった。1年間支えてもらった家族に還元というか使い道を話し合っていきたい」

 笑顔での更改だけで満足はしていない。7、8回を来季も任せられるように、チェンジアップを筆頭にカーブ、スライダーの精度を高め、緩急を磨くためのオフに取り組む。今季は対右の被打率・200の一方で対左の被打率は・296。1勝5敗と貯金をつくれなかった反省から「向上心を常に持ちたい」と左打者対策を含めたレベルアップを誓った。

 故障がちだった移籍1年目に多くの時間を過ごし、励ましてくれた6歳下の望月が引退を決意。「彼の存在が自分にとって大きかった」とリハビリへの取り組みなどを話し合い、動作解析にも一緒に取り組んだ日々を忘れず、思いを背負う。来季は13年ドラフト同期の森がDeNA、上林が中日と、ともに同一リーグに来る。「連絡はしたけど、順位を争う関係になるし、負けたくはない」。2年連続50試合以上の登板を来季目標に掲げ、連覇への貢献を誓った。 (鈴木 光)

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