田辺「伝説の猛攻」を聖地で再現だ!! 近畿地区の21世紀枠候補校 四国は愛媛・大洲

2023年12月09日 06:00

野球

田辺「伝説の猛攻」を聖地で再現だ!! 近畿地区の21世紀枠候補校 四国は愛媛・大洲
21世紀枠近畿地区推薦校に選出された田辺(撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 日本高野連は8日、来春の第96回選抜高校野球大会(来年3月18日から13日間、甲子園)の21世紀枠候補9校を発表した。21世紀枠の2校を含む出場32校は、来年1月26日の選考委員会で決定する。
 近畿地区からは、1948年以来76年ぶり3度目の選抜出場を目指す田辺(和歌山)が選ばれた。聖地で狙うのは「伝説の猛攻」の再現だ。甲子園初出場だった田辺中時代の47年選抜では、富田中(三重)との1回戦で選抜歴代3位に並ぶ22得点を記録する大勝を挙げている。主将の山本結翔(ゆいと=2年)は「(田辺が)甲子園で勝ったことあるんですか?知らなかったです…。選ばれたら、21世紀枠に恥じないような堂々とした勝負をしたいです」と背筋を伸ばした。

 同校は文武両道を掲げ、部員数は18人しかいない。新チームで打撃練習を増やすと、今秋県大会で智弁和歌山、市和歌山の県2強に打ち勝ち、52年ぶりに近畿大会に出場した。4番の山本陣世(じんせい=2年)は「(新基準のバットは)飛ばないとは思うけど大丈夫」と聖地での猛打を思い描いた。 (河合 洋介)

 《四国は愛媛の大洲》愛媛・大洲は四国地区の候補に選ばれ、黒木太雄監督は「本当にいいのかな…と大変恐縮ですが、うれしいです」と喜んだ。甲子園は春夏通じて未出場ながら、今秋の県大会で8強入りと躍進。18年の西日本豪雨で被災した部員が多い中、地域の人たちと助け合いながら野球に励んできた。同監督は「候補校に選んでもらったからにはモチベーション高く練習していきたい」と冬の鍛錬を思い描いた。

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