大谷翔平の移籍先にブルージェイズ急浮上 地元メディアは総額1000億円超の契約予想も

2023年12月09日 05:30

野球

大谷翔平の移籍先にブルージェイズ急浮上 地元メディアは総額1000億円超の契約予想も
大谷翔平 Photo By スポニチ
 エンゼルスからFAの大谷翔平投手(29)の新天地候補にブルージェイズが急浮上した。7日(日本時間8日)、米メディアが続々と報じ、本命視されてきたドジャースを大きく上回る「60%」と予想する記者も。地元紙は総額10億カナダドル(約1066億円)を払う可能性も示した。寒冷地ながら本拠地ロジャーズ・センターはドーム球場で花巻東(岩手)の先輩・菊池雄星投手(32)も所属するア・リーグ東地区の強豪から目が離せなくなってきた。
 二刀流を巡る総額6億ドル(約864億円)ともいわれるFA狂騒曲は、最終局面で新たな展開を見せた。ナッシュビルで行われていたウインターミーティング(WM)最終日。近日中に移籍先を決断する見込みの大谷の新天地候補にア・リーグ東地区の強豪ブルージェイズが急浮上した。

 注目を集めているのは最終候補6球団の中で大本命とみられたドジャースでも、エンゼルスでもない。WM会場のホテルから中継した大リーグ専門局「MLBネットワーク」は番組内で司会のグレグ・アムシンガー氏がブ軍に移籍する確率を60%と予想。同番組のスティーブ・フィリップス記者も55%、大リーグ公式サイトのマーク・フェインサイド記者も45%と、いずれも最上位とした。唯一、ド軍を50%で最有力としたニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者もブ軍を40%で対抗馬とした。

 大谷の優先事項は、若手中心の構成や世界一を狙える球団。吉田が所属するレッドソックスやヤンキースと同地区のブ軍は21年本塁打王で24歳の主砲ゲレロ、25歳で球宴選出2度の好打者ビシェットら若手野手が充実し、投手陣には自身が花巻東進学を決めた憧れの先輩・菊池がいる。直近は2年連続でワイルドカードシリーズで敗退。31年ぶり3度目の世界一へ、大谷のような名実ともにチームに刺激を与える「救世主」を求めている。

 大谷は4日にフロリダ州ダンイーデンのブ軍キャンプ施設を訪問。21年に総工費1億ドル(約144億円)をかけた最新のトレーニング施設を視察したとみられる。投球や打撃の解析ができる3つのラボを完備。9月に2度目の右肘手術を受け、来季の打者復帰、25年からの投手復帰に向けたリハビリ場所としても、最高の環境だ。

 6日付の地元紙トロント・サンは契約規模に関して「総額10億カナダドルを目指している」と報じるなど熱意は高い。春先は寒さが残るが、本拠地ロジャーズ・センターは開閉式屋根のドーム球場。調整にも問題はない。

 MLBネットワークのジョン・モロシ記者は8日(日本時間9日未明)、「大谷の決断は間近、早ければ今日にも決断を下す」とSNSで伝えた。またSNSでは、フライト追跡サイト上で同日にアナハイム発トロント行きのチャーター機が確認された情報も拡散された。搭乗者は不明だが、大谷のトロント行きを予想する声は大きかった。決断を下すまで、もう秒読みだ。

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