巨人のレジェンドOBの皆さん!新ジャイアンツ寮で若手に泊まり込み指導を! 山口オーナーがお願い

2023年12月26日 05:30

野球

巨人のレジェンドOBの皆さん!新ジャイアンツ寮で若手に泊まり込み指導を! 山口オーナーがお願い
室内練習場(右側)に併設されたジャイアンツ寮(撮影・白鳥 佳樹)  Photo By スポニチ
 巨人は25日、川崎市のジャイアンツ球場横に完成した「新ジャイアンツ寮」を報道陣に公開した。5階建ての寮にはユニットバス付きの空き部屋を用意。山口寿一オーナー(66)は、松井秀喜氏(49=ヤンキースGM付特別アドバイザー)をはじめとするレジェンドOBたちに、泊まりがけでの若手指導を呼びかけた。実現すれば、秋広優人内野手(21)らの有望選手にとって貴重な経験となる。
 一心不乱に野球に打ち込む環境が、これまで以上に整った。山口オーナーは、今村司球団社長らとともに「新ジャイアンツ寮」のお披露目の会に出席。地元民やファンクラブ会員も見守る前で、期待を込めた。

 「選手たちはいつでも好きなだけ練習できる、そのような環境になります。来年は90周年。阿部新監督のもと、リーグ優勝、日本一を目指します」

 ジャイアンツ球場に隣接する新しい寮は、5階建てで部屋数は56。さらに、ユニットバス付きの6部屋が空き部屋となっており、来訪者が利用することができる。もちろん、上原浩治氏、中畑清氏(本紙評論家)、松井秀喜氏、高橋由伸氏らのレジェンドOBの宿泊も可能。山口オーナーにはある思いがある。

 「できれば皆さんに来ていただき、泊まりがけでご利用いただくことも可能です。若い選手たちにいろいろ声をかけていただいて、大事なことを注入していただきたい」

 泊まりがけでの指導が実現すれば、若手には夢のような時間となる。かつての栄光を取り戻すためには、何が必要なのか。偉大な先輩から、長年受け継がれてきた伝統や、巨人で活躍するための極意、技術論をたっぷりと聞くことができる。ドラフト1位の西舘(中大)や、昨年の同1位・浅野、将来性豊かな秋広らにとって、これほど有意義なことはないに違いない。

 寮内には長嶋茂雄氏(終身名誉監督)、王貞治氏(ソフトバンク球団会長)の特大写真が飾られた素振り部屋も設置された。さらに、寮の横には「G―BASE(ジーベース)」と呼ばれる3階建てのトレーニング棟も完成。約1億5000万円をかけ、最新機器がそろった動作解析部屋も用意された。これまでの寮は球場から約2キロ離れていたが、生活とトレーニングの場が一体化。レジェンドOBの力も借り、常勝軍団復活の礎を築く。(川島 毅洋)

 ≪旧寮「松井部屋」の畳はミュージアムへ≫旧ジャイアンツ寮にあった「松井部屋」の畳が、石川県能美市の「松井秀喜ベースボールミュージアム」に無償の使用貸借されることになった。OBの松井氏が若手時代に素振りを繰り返した畳はボロボロになったが、その後、偉大な打者へと成長を遂げた。後輩選手たちにその努力の跡を語り継ぐために、鏡とともにそのまま保存されていた。

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